有機フッ素化合物=PFASをめぐってアメリカ環境保護庁は飲み水に含まれる基準値案を初めて示しました。日本の暫定指針を大きく下回る厳格なものとなっています。
【写真を見る】米環境保護局 PFAS基準値案示す 日本の暫定指針値より厳格
アメリカの環境政策を担当する環境保護庁は現地時間の14日、有機フッ素化合物のPFOSとPFOAをめぐって飲み水に含まれる基準値案を初めて示しました。
それによりますと飲み水1リットルあたりに対して「それぞれ4ナノグラム」となっています。
厚生労働省は水道水に含まれるPFOSとPFOAは1リットルあたり「あわせて50ナノグラム」と暫定指針値を定めていますが今回アメリカで示された基準値案はこれを大きく下回る厳しいものとなっています。
厚労省と環境省は正式な目標値設定に向け現在、国内外の情報を収集していて今後の検討に影響を与える可能性があります。