ホリエモンが三菱スペースジェット事業凍結に「『ノウハウをためて、需要が戻ったら再チャレンジしよう』ってことじゃない?」

ホリエモンが三菱スペースジェット事業凍結に「『ノウハウをためて、需要が戻ったら再チャレンジしよう』ってことじゃない?」

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  • 更新日:2020/11/22
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"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。

今回のテーマは、三菱スペースジェット事業凍結について。前編では、堀江氏が「採算の問題じゃなくて、認証が取れないことが大きな原因」と語り、「三菱スペースジェットは、ノウハウ不足で6度も納入を延期している。ホンダジェットがアメリカで製造しているのは、そういったノウハウの部分もあるんだと思う」と認可の取れたホンダジェットと比較した。

* * *

ひろ アメリカで造るとなんで認可が通りやすいんですか? 検査官のOBを雇えたりとか?

ホリ それもあるし、過去に検査を通した人材も雇いやすい。ちなみに、そのへんの話はNHK『プロジェクトX』のYS-11特集を見るとよくわかる。でも、YS-11を手掛けた人の多くは鬼籍に入っている。技術の継承というのは、それほど難しいの。そして、理不尽かもしれないけど、それが第2次世界大戦戦勝国の利権だよね。

ひろ 戦勝国の利権?

ホリ ちょうどエンジンがレシプロ(ピストン機関)からタービンジェットへ変換していったタイミングで、日本は航空機の製造を禁止された。まあ、そのぶん人材や技術が自動車に流れて、世界の覇権を取れたというのはあるんだけどね。

ひろ へー。

ホリ 三菱スペースジェットは技術的な断絶があったため、新規の機体開発が延期に次ぐ延期となったのは、ある意味で当然のこと。そこに新型コロナ騒動が追い打ちをかけた。

ひろ となると、今後スペースジェットはどうなるんですかね。

ホリ 年間70億円くらいかけて、認可を取る作業は継続するみたい。なので「ノウハウをなんとかためて、いつか需要が戻ったら再チャレンジしよう」ってことなんじゃないかな?

ひろ でも、認可を取る作業だけで毎年70億円を投資するとか、民間企業としてはかなりキツくないですか? 今や飛行機って、めっちゃ儲かる産業でもないですし。最大手のボーイングだってリストラしまくっていますよね? そんななかでスペースジェットの需要ってあるんですかね?

ホリ あるでしょ。

ひろ ホンダジェットみたいなプライベートジェットだと、金持ちが道楽で「面白そうだから」とかの理由で買ってくれますけど、三菱スペースジェットみたいな旅客機だと、航空会社はなかなか買ってくれないような気が......。

ホリ プライベートジェットって、「金持ちが道楽で買う」ではなく、時間短縮とリスク回避のために買うんだよ。一般の旅客機だと融通が利かないし路線も選べないから。まあ、ひろゆきには理解できんかもしれんけど。

ひろ リスク回避なんですか?

ホリ そう。一般の旅客機だと、けっこうヘンなやつとかもいるから。

ひろ 搭乗ゲートに並んでいるときとかですか?

ホリ それはない。むしろ機内。

ひろ ビジネスクラスとかでも話しかけられるんだ。

ホリ それにプライベートジェットは、寡占できれば儲かるのよ。現にホンダジェットは小型機のシェア7割を目指す勢いでもうすぐ黒字化する。プライベートジェットはコロナでむしろ伸びているから、ホンダは賭けに勝ったんだよ。

ひろ そうなんすか?

ホリ 要は、アメ車ばかりのマーケットにホンダシビックが入ってきた感じ。

ひろ じゃあ、うまくやれば競争力はあるってことっすね。

ホリ うん。だから、ゼロエミッション(排出ゼロ)を掲げている旅客機のベンチャーとかのほうが、これからはいいのかも(笑)。

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日生まれ、福岡県出身。SNS株式会社オーナー兼従業員。近著に『将来の夢なんか、いま叶えろ。』(実務教育出版)

●西村博之(にしむら・ひろゆき)
1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。最新刊は『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』(学研プラス)

構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル

構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル

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