イモトアヤコの新しい挑戦 WEBマガジン「よかん日和」スタート

イモトアヤコの新しい挑戦 WEBマガジン「よかん日和」スタート

  • CREA WEB
  • 更新日:2021/09/15

太い眉毛にセーラー服姿。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の海外ロケで世界118カ国を飛び回り、並々ならぬ身体能力を活かして貴重な体験を重ねてきたイモトアヤコさん。そんなイモトさんがこのたび、『イモトアヤコWEBマガジン よかん日和』を立ち上げることになりました。

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コロナ禍で海外ロケができなくなった時、ふと“日常の中にある小さなワクワクやドキドキを共感できる場所をつくりたい”と思い立ったと話すイモトさん。若さに任せてがむしゃらに突き進んでいた20代、そんな生活を整えようと思ったきっかけや人との出会いの大切さ、そして出産を控えた現在の心境など、さまざまに語っていただきました。

ワクワクドキドキの予感が詰まった場所

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――まず、『よかん日和』を立ち上げようと思ったきっかけを教えていただけますか?

1年半くらい前に思い立ったんですけど、その頃は、新型コロナウイルスの感染が拡大する前まで何年もずっと行っていた海外ロケがなくなって、家にいる時間がわりに増えていて。

仕事であってもプライベートであっても、どこかへ行ったり誰かと会ったりすることで、自分自身のワクワクやドキドキを高めていたんですけど、いざ出来なくなった時になんとなく気持ちがふわふわして。

どうしたら旅で感じるワクワクやドキドキを日常的な場で感じられるようになるんだろうって考えたんです。その少し前、「旅するベスト」を作りたいなと思ったこともありまして。

――ベストとは、着るベストですか?

そうです、そうです。わたし、ベストが好きでよく着ているんですけど、カバンのような役割を持ったベストを作りたかったんです。

でも、自分だけで作れるものではないから、例えばライフスタイル的なWEBサイトとコラボして作れたら面白いかもと思ったんですけど、そういう場をわたし自身が作ってもいいのか、と思ったこともきっかけになっているかもしれないです。

ぶっちゃけてしまうと、わざわざWEBマガジンを作らなくても、SNSでやればいいじゃんと思われるかもしれないんですけど、ブログでもなく、Instagramでもなく、Twitterでもなく、YouTubeでもない。

自分をアピールする場ではなく、自分がいいなと思うものをみなさんに共感していただけるような、紹介できるような場を、ワクワクドキドキする予感が詰まった場を作りたかったんです。

遠足や旅に出る前日がいちばん楽しいから

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――タイトルに“よかん”という言葉が入っているのは、そういう理由があったんですね。

タイトルはポンと決まりました。わたし、遠足や旅に出る前日の準備をしてる時間がいちばん楽しいなと思っていて。

ああいう気分で、雑誌を読んで遠くの地に思いを馳せることができたり、ボールペン1本買うだけで次の日の勉強が楽しくなったりするじゃないですか。そういう気持ちをみなさんと共有したいと思ったんです。

……と言っても、現段階では登場人物がわたししかいなくて、わたしの紹介のような内容になっちゃってるんですけど(笑)。いずれは素敵だなと思う人にコラムを書いていただいたり、そういう方を動画で紹介したりしたいんですよね。

――WEBマガジン作りのどんなところが楽しいですか?

今までのわたしは用意された企画に乗っかってアイデアを出していくことのほうが多くて。もちろんそれも楽しかったんですけど、おこがましくも編集長的な立場でいちからすべての企画を考えて作っていくのは面白くもあり、難しくもあり……。

CREA編集部のみなさんに、どんな企画をやったらいいのか、相談に乗ってほしいくらいですよ! (笑)  なにより始めてみないとわからないこともあるので、読者のみなさんの声を聞きながらいろいろとやっていきたいなと思っています。

ガラッと生活が変化した30代

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――20代前半から『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の海外ロケで忙しくされてきたイモトさん。生活のペースを整えるのは、かなり大変だったのではないですか?

すごく大変でした。20代は月の半分以上海外にいて、ブラジルから24時間かけて戻ってきてから、今度はヨーロッパへ行く……。そんな生活だったので、時差もめちゃくちゃで。現地に行くと移動時間を利用して食べなきゃいけないので、お昼は大体ファストフード。

仕事を成立させなきゃっていう気持ちでいっぱいいっぱいで、体のケアもあまりできていなくて……。今思えば、わたしの体、ごめんなさいって思います。けど、元々体力もありましたし、なにより元気だったので、20代はそれでもやり過ごせていたんです。

――そんな生活を続けていると、冷蔵庫の食べ物の賞味期限が切れてしまう、みたいなこともありませんでしたか?

そうなるから、冷蔵庫には何も入ってなかったです。ごはんを食べずに、栄養ドリンクに頼りっぱなしで1日3~4本飲んでいて。そこから30歳くらいの時ですかね? 生活というものに興味が湧いてきたんです。

――何かきっかけはあったんですか?

当時出会った人の影響だったのかなぁ。わたし、影響されやすくて、出会った人が素敵だとこの人はこういう生活してるんだとか、こういうものを食べてるんだとかって、すぐに憧れてしまうんです。

歳を重ねて健康の話題も増える中で、いろんな人の話を聞いたことが、少しずつ生活全体を見直すきっかけになっていたような気がします。

あと、30歳を機に家を買ったんですよ。広くなったキッチンを素敵にしたかったから、いろいろと一新しようと思って、自炊まではいかないですけど土鍋でご飯だけは炊くようにしたんです。おかずは人からいただいたり、買ったりして。

生活を楽しく丁寧にするアレコレ

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――土鍋でご飯を炊くって、すごい変化ですね。

土鍋で炊くと、すっごくおいしいんですよね。そこから、キッチン用具とかベッドとかに興味を持ち始めて。だんだん生活を整えていくうちに、自分に合うものが知りたくなったんです。

ある時、「わたし、この500円のビニ傘を何本買ってるんだろう?」と思って。ビニール傘だと愛情がないからすぐになくしてしまう。だったら、一瞬高いと思うけど長く使える傘を買ったほうがいいなと思って、いい傘を持つようにしたんです。

あと、以前はコンビニが近くにないと絶対生きていけないと思ってたんですけど、1日1回行かなくても生活できるんだと気付いたりして。ちょっとしたことの連続なんですけど、いろんなことを体験するうちに大事なものがわかっていった感じですね。

そこから結婚して、土鍋ご飯以外も作るようになりました。レシピサイトを参考にすれば、意外と自分でも作れるものなんですよね。

――そのほか、どんなアイテムに興味を持たれていますか?

台所グッズやお掃除グッズが多いですね。奥平さんっていう男性がYouTubeの「OKUDAIRA BASE」にご自身の日々をアップされてるんですけど、動画で見せてる様子がすごく素敵で。

毎日、お出汁を取ってご飯を炊くっていう丁寧な暮らしに憧れて、キッチン用具を購入したりしました。掃除にはもちろんルンバ的なものも使いますけど、ちょっとしたいい感じのほうきを買ってみたりして。

――お気に入りのアイテムを持ってると、掃除も楽しくなりますよね。

そうなんです! やっぱりいかに楽しく暮らすかを考えることは、すごく重要だなと思っています。あと、松浦弥太郎さんの影響もすごく大きいですね。それこそ何十年も前から、すごく丁寧な暮らしを心がけている方で。

WEBマガジンのコラムに松浦さんとお会いしたときのことを書いてるんですけど、実際にお会いしてもすごく素敵な方でした。

向田邦子さんも素敵ですよね。向田邦子展にも行きましたし、向田さんが当時作っていた鍋料理を再現してみたりして。今の料理本と違って、ほぼ文章しかないのでざっくりとした分量しかわからないんですけど、これで合ってるかなと思いながら作るのが楽しいんです。

――いろいろな人やものから得たヒントを、生活の中へ積極的に取り入れているんですね。

ひとつもオリジナリティないじゃん! って思われるかもしれないですけど(笑)。影響を受けたものが混ざりに混ざってわたしらしさが生まれていくのかな、と思っています。

年齢を重ねることも今は面白くて

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――先ほど30歳くらいで生活に興味を持ってきたと話されていましたが、その辺りで意識としての変化もありましたか?

ありましたねぇ。鳥取の田舎から東京のコンクリートジャングルに憧れて上京して、20代は渋谷に行って東京の人みたいになったことが楽しかったというか。

地方出身だということが恥ずかしくて、20代前半は(出身地を)隠してたんです。全然隠せてなかったですけどね?(笑)

けど、段々と人混みが苦手になってしまって、私はやっぱり田舎者だったんだと。しかも、それは恥ずかしくないことなんだということに気づきました。

――あと、これを食べたらこうなるというように、歳を重ねると体の変化が実感できるようになりませんか?

たしかに、自分のことがよりわかるようになりますよね。人それぞれだから、他の人が合うものでも、自分に合わないものもあったりして。そういう反応ひとつひとつが面白いですし、興味を持つと教えてくれる人がどんどん増えてくるんですよ。

例えば、通うことになったジムのトレーナーさんが体を動かすだけじゃなくて体の中身についていろいろアドバイスをくれる人だったりして。で、その人が紹介してくれたところで遺伝子検査してみて、遺伝子レベルで自分には何が合って何がダメだったのかを知れたりする。興味が広がると、人と人がつながっていくんですよね。

これまで通り、人との出会いを大切にしたい

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――イモトさんは人との関わりをすごく大事にされている印象ですが、人との付き合い方、距離感はいつもどんなふうにされているんですか?

プライベートでは一対一で会うことが多いですね。だから一回ロックオンすると、男女問わず深く長く付き合っていくのかもしれない。誰にでもそうするわけではなく、ただ自分がこの人好きだなぁ、と思った人にしかこれがまたできないのですが(笑)。

わたし、好きな人には楽しんでほしいし、どうしたらこの人に喜んでもらえるんだろうっていつも考えてしまうんです。あと、人から薦められたものは一度試しにやってみることにしてるんですけど、そうするのも好きな人たちが喜んでくれると思うから。

この人はどうしたら喜んでくれるんだろうって考えることが好きですし、そういう時間がすごく楽しいんですよね。以前、友人が「誕生日プレゼントは、もらったものが嬉しいっていう気持ちもあるけど、選んでくれた時間を想像するとより嬉しくなる」って言ってくれたことがあったんです。

今のように人となかなか会えない状況でも、人を思いやることはできる。そういう時間を、WEBマガジンを通して多くの人と共有できたら嬉しいですね。

――人との出会いは、これからも変わらず大切なことだと。

はい。それはいちばん大事なことなので、WEBマガジンでも今の状況が落ち着いたら、会いたい人に話を聞きにいったりしたいなと思っています。なんだか、わたしこの先いい人に出会える気がするんです(笑)。

それから、やってみたいとか作ってみたいとか、きちんと言葉にしていきたい。以前まで、やりたいことは内に秘めていればいいと思ってたんですけど、人と出会った時にやりたいことについてお話しすると、ふとしたタイミングでアドバイスをくれる人や協力してくれる人が現れるんです。だから、今までの経験を信じて、これからもいろんな人と出会っていきたいなと思います。

――先日、『イッテQ!』で妊娠も発表されましたね。出産を控えた今の心境を少し聞かせていただいてもいいですか?

もちろんです! 好きなコーヒーをやめたり、ジムに行かなくなったりっていうちょっとした変化はあるんですけど、ここ数年で生活を整えていたこともあって、割と穏やかに過ごしています。

つわりもあったんですけど、いろんな人の話を聞くと軽かったほうなのかなって。けど、あの真っ只中だったら、めちゃくちゃ辛かった! とお話ししていたと思います(笑)。

産まれると、暮らしどころじゃなくなっちゃうのかなぁ。出産までに考えることはたくさんありますけど、考えすぎてもよくないので。不安になったら、周りの人に助けてもらおうかなって。なるべく人に頼ろうと思っています。

『イモトアヤコWEBマガジン よかん日和』

2021年9月15日にスタートしたイモトアヤコさんによるWEBマガジン。「旅するように暮らす」「日常をわくわくで満たしたい」そんな場所をつくるべくスタートした『よかん日和』。イモトアヤコが編集長となり、ステキな人のお話や、好きなものなど、日常にほんのちょっとの「わくわく」を予感させてくれるコンテンツがぎゅっと詰まっている。
https://www.yokanbiyori.com/

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イモトアヤコ

1986年1月12日生まれ、鳥取県出身。2007年から日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」に出演。TBSラジオ「イモトアヤコのすっぴんしゃん」ではパーソナリティを務める。ドラマ、舞台など、俳優業にも活躍の場を広げている。

文=高本亜紀
撮影=山元茂樹
スタイリング=奥田ひろ子
ヘアメイク=杉野加奈

高本亜紀

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