恐ろしい!「会社の先輩のミス」を指摘したら...酷すぎる一言

恐ろしい!「会社の先輩のミス」を指摘したら...酷すぎる一言

  • 幻冬舎ゴールドライフオンライン
  • 更新日:2021/11/25
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いくら尋ねても無言を貫く先輩「大騒ぎ」のゲーム

私は、先輩に「XXさん、ここの温度、間違っていますよ。ここを正しい温度にしたらプロジェクトはうまくいきますよね」と尋ねました。先輩はなかなか口を開きませんでした。しかし、私が何度も聞いていると、ついに「そりゃ、うまくいくだろう」と一言だけ、いやいや口を開いたのです。

それから、その先輩は「永嶋の計算は間違っている」とは一切言わなくなりました。

しかし、いままであんなに大騒ぎをして、私の計算が間違っていると言ってきたのに、先輩は、それについては一切触れることはなく訂正もしませんでした。

間違いは誰にもありますので、私に謝罪をしていただきたいとは一切思いませんでしたが、あれだけ大騒ぎをしたわけですから関係者には「いや、すまない。自分の計算が間違っていた。永嶋の計算で問題ない」と一言だけでよいので、話をしてほしかったと思います。

しかし、その先輩は、その後はだんまりを決め込んで、あれだけ騒がした周囲の人たちにも一切説明を行いませんでした。私のほうから周りの人に「先輩の計算が間違っていた」というのも気が引けましたので、私からは周りの人たちには説明を行いませんでした。

結局、周りの人たちは、どちらが正しいのか、さっぱりわからないまま、プロジェクトの進行を見つめるという状態が最後まで続いたのです。

そして、結論から言うと、そのプロジェクトは私の計算通りに、うまくいきました。

ただ、私はその先輩のために、ものすごいストレスを何ヵ月も受け続けたわけです。いくら先輩でも、あんなに頭を下げて「間違っているところを教えてください」と頼んでいるのにまったく無言で、コンピューターの計算用紙を投げて寄こすという行為は、失礼の極みと言うしかありません。

もし、最初に聞いたときに、先輩が口を開いて、自分はここが間違っていると思うと話をしてくれていたならば、おそらく、すぐにそこの温度の前提条件が間違っていることが判明したでしょう。ただ、それだけのことをしてくれなかったために、私は何ヵ月にもわたって、もがき苦しむことになったのです。その何ヵ月間、何回計算をやり直したことか、またそのために何度徹夜したことか、それを思うと、その先輩にはものすごく腹が立ちました。先輩に「XXさん。みんなに、ちゃんと口で説明していただけませんか」と頼んだのですが、それを言っても、一切無言を通されて、結局は、私のストレスが増すばかりでした。

・自分は関係ないのに、人の仕事で失敗を見つけたと思ったら騒ぎ出す
・理由を聞いても一切無言で教えてくれない
・何ヵ月もかけて、やっと、その人の間違いが判明しても、謝りもしないし無言を通す
・あれだけ大騒ぎしたのに、周りに「あれは間違いだった」とは絶対に言わない

あなたの職場にも、このような迷惑とストレスをばらまく「迷惑人間」はいませんか?

どのように解決したらよいのか

さて、これはどのようなゲームなのでしょうか?

実は、この先輩は私に「大騒ぎ」のゲームを仕掛けているのです。

「大騒ぎ」のゲームというのは、例えば学校の教師と生徒の関係でいうと、生徒が授業中に次のような行動をとって、教師の関心を引き、騒ぎを大きくしていくというものです。

それは、授業中にバーンと大きな音を立てて教室中の関心を引く、席から立ち上がって教室のなかをうろうろする、わざと周りのクラスメイトに話しかけるといった行動です。

生徒はこのような行動をとることで、周りに不快な刺激を与えて、教師や周囲の怒りを誘い、教師や周囲が注意を与えると、さらに騒ぎを大きくする行動をとるのです。

しかし、こういった行動によって、生徒は周囲の関心を得ることができるのです。例え、それが教師や周囲から非難されるというマイナスの関心であっても、生徒にとっては、問題はないのです。その生徒にとっては、プラスであれ、マイナスであれ、周囲の関心を得ること自体が目的だからなのです。

では、これを先輩に当てはめて、考えてみましょう。

そのプロジェクトは私の担当であり、先輩は関係がありませんでした。しかし、その先輩はたまたま以前、そのプラントの設計を行ったことがあり、その経験をもとに私の設計をチェックしたのです。その目的は、もし私の設計に間違いがあれば、それをもとに大騒ぎを演じることで、周囲の関心を自分に集めることだったのです。

そして(先輩にとっては運良くと言っていいでしょう)、目論見どおり、私の設計が間違っていることを「発見」したのです。あとは、もうその先輩の一人舞台です。担当でもないのに、実績会議では、声を大にして「永嶋の設計は間違っている」と言い続け、あげくは工事を行う工場に出かけていき「永嶋の設計が間違っている」ことを解説する説明会まで開催したのですから。

先輩が「大騒ぎ」のゲームを演じていたと考えると、私がその先輩に「どこが間違っているのか、教えてください」と何度頼んでも、コンピューターの計算用紙を投げて寄こすだけで、無言を貫き、一切話をしなかったこともよく理解できます。

つまり、私が間違いに気づいて、そのプロジェクトが中止になってしまえば、「大騒ぎ」が終了してしまうためなのです。「大騒ぎ」を継続し、なおかつ、だんだん騒ぎを大きくして、自分に注目が集まり続けることが、その先輩の目的なのです。このため、先輩としては、私が間違いに気づくことは具合が悪いのです。このように、先輩が「大騒ぎ」のゲームを仕掛けてきたと考えると、すべてが説明できます。しかし、間違っていたのは私ではなく先輩のほうでした。

それでは、このような「大騒ぎ」のゲームを仕掛けられたら、どのように対処すればいいのでしょうか?

この「大騒ぎ」のゲームの目的は、騒ぎを起こすことによって、自分に注目を集めることにあります。したがって、仕掛けた人間と口論をしたり、自分も会議を開いて設計内容を説明するといった対抗策をとると、ますます騒ぎが大きくなるばかりですから、相手の思う壺にはまってしまいます。このため、ゲームを仕掛けられたからといって熱くなったり、興奮したりするのは逆効果になります。

すなわち、このゲームでは、あくまで、冷静を保ち、自分の設計を再検討し、間違いないことを確認して、その先輩を無視することが最良の策なのです。しかし、会社といった閉鎖集団のなかでは、なかなか先輩を無視することはできないのが実情です。最低限、周りの人に、自分の設計は間違っていないことを告げて、その先輩との接触を極力避けて距離を置いて対処するというのが現実的な方法だと思います。無視されるというのは、騒ぎを大きくしたい先輩から見ると逆の効果になります。

このため、先輩を無視することによって、先輩がさらに騒ぎを大きくする行動をとることが予想されますが、それもすべて黙殺してしまうのです。つまり、「大騒ぎ」のゲームを仕掛けられたならば、大騒ぎとは逆の行動(無視する、放置するなど)をとって対抗すればよいのです。

その結果、大騒ぎの原因が私のミスではなく、先輩自身の計算ミスだとわかった途端、このゲームは終了することになるのです。

「大騒ぎ」のゲームの対処法

大騒ぎとは逆の行動(無視する、放置するなど)をとって対抗する。
相手が、さらに騒ぎを大きくする行動をとっても、すべて黙殺する。

永嶋 良一

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