「どのチームと戦っても通用する」 町田DF高橋祥平が自負するチーム力と勝利への想い

「どのチームと戦っても通用する」 町田DF高橋祥平が自負するチーム力と勝利への想い

  • FOOTBALL ZONE
  • 更新日:2022/05/14
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高橋祥平は開幕から全試合スタメン出場でチームの堅守を支える【写真:(C) FCMZ】

【インタビュー】ポポヴィッチ監督の下で「新たなレパートリー」を習得

FC町田ゼルビアは5月15日、本拠地・町田GIONスタジアムでのJ2リーグ第16節で首位のアルビレックス新潟と対戦する。一時2位まで浮上するも、直近8試合は未勝利(4分4敗)。J1昇格を目指すうえで、この一戦は勢いを取り戻す絶好のチャンスとなる。移籍2年目、堅守の中核としてチームを支えるDF高橋祥平は、「みんなで喜びを分かち合いたい」と必勝を誓う。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小田智史)

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ランコ・ポポヴィッチ監督が再就任して3年目、町田は昨季同様、球際に激しく、ハードワークするスタイルで、総失点数(14)は新潟と並んでリーグで2番目に少ない。その堅守をベテランのDF深津康太とともに支えるのが高橋だ。

昨季リーグ5位でシーズンを終え、今季も一時2位と上位につけた町田。当然、対戦相手は警戒心を強め、対策を練ってくる。そこで、自分たちの良さを見失いかけてしまった点が、4月3日のリーグ第8節ジェフユナイテッド千葉戦(1-1)から8戦未勝利と苦しむ要因になったと高橋は反省する。

「開幕当初は自分たちがやりたいサッカーを描けていたし、守備も含めて全体に良かったと思います。ただ、上位にいた分、相手がリスペクトしてきて、ポジションをハメてきたり、分析してきている。失点しない、攻守の切り替えというFC町田ゼルビアの強みがあるなかで、自分たちのほうからリズムを崩してしまうところがありました。対策を上回れるように、もう一段階、二段階くらいクオリティーを上げないといけないし、守備の強度もアップしないといけない。直近8試合はうまくいかないことも多かったですけど、自分たちの成長につながると思います」

高橋は町田に加入した昨季、開幕約1か月は出番がなかった。そこからレギュラーの座を勝ち取ったが、プロ13年間で培ってきた経験が成長に役立っているという。

「(2020年に東京)ヴェルティにいたこともあって、加入時はやっているサッカーがまったく違うと感じました。今まで自分がやってきたプレースタイルだけで言えば、正直少し噛み合わない部分もあった気がします。ただ、去年1年間を戦うなかで、それが徐々に解消されてきました。今年は開幕から使ってもらっていて、自分の良さを踏まえながら、強度とかチームが求めているものに対応できているかなと。ポポヴィッチ監督の下で自分のレパートリーがまた1つ増えたと思います」

新潟戦では「まちだ感謝祭」を開催

5月15日のリーグ第16節で迎え撃つのは新潟。首位を走る相手を叩けば、勢いを取り戻すきっかけになるだろう。高橋も「(前節の)水戸戦から少しずつ自分たちが変われていると思っているので、次の新潟戦は大事な試合。ここからが勝負」と意気込む。

「相手が(首位の)新潟だろうが、(2位の)ベガルタ仙台や(3位の)横浜FCだろうが、自分たちが劣っているとは思っていません。自分たちの力を100%出せれば、どのチームと戦っても通用する。選手1人1人が全力を出せているか、チームのために身体を張れるか、チームのために犠牲となって走れるか。新潟はクオリティーが高くて、首位で勢いもある。自分たちの流れが良くないなかで、監督、サポーターが変わるのではなく、選手が変わらないといけない。自信を持って、チャレンジャー精神で勝ちに行きたいです」

町田は日頃から支援してくれる町田市民への感謝を込め、新潟戦ではチーム一丸となって感謝の思いを伝える「まちだ感謝祭」を開催予定。集客を呼びかけ、必勝を期す。高橋もファン・サポーターへの熱い想いを口にする。

「ホームゲームにいつも足を運んでもらっているなかで、自分たちが結果を残せていないのは正直不甲斐ないです。でも、来てもらったからには楽しんでもらいたいし、FC町田ゼルビアといういいチームをたくさん広めてもらいたい。スタジアムに来てくれる方の数が多ければ多いほど、僕たちのモチベーションも上がっていくので、多くのファン・サポーターのみなさんと、勝利の喜びを分かち合いたいと思います」

プロ14年目を迎えた高橋は、これまで大宮アルディージャ、ヴィッセル神戸、ジュビロ磐田でJ1を経験してきた。町田がクラブ史上初のJ1昇格、そしてJ1定着を目指すうえで、必要なものは何か。

J1昇格のために目の前の一戦で必勝を期す

「J1とJ2を比べれば、クオリティーに違いがあるのは事実です。でも、J2にはJ2の強度があって、そのなかでもFC町田ゼルビアは強度が高いチーム。去年1年間やって、攻守の手ごたえを感じたし、今年は選手みんなの口からもJ1という言葉がどんどん出るようになって、昇格する未来図が見え始めています。ただ、J1昇格は最終的な結果だと思っています。1試合1試合勝ち続ければ、絶対に行ける。もちろん目指すはJ1昇格ですけど、今はそれを目標とは言わず、目の前の試合を全部勝つことしか考えていない。結果として、おのずとJ1に行けるという形になれば、カッコいいと思います(笑)」

目の前の試合を制し、その喜びをファン・サポーターと共有する――。それがまた、高橋ら選手たちの力となり、好ゲームを繰り広げるファクターとなっていくのは間違いない。

[プロフィール]
高橋祥平(たかはし・しょうへい)/1991年10月27日生まれ、東京都出身。東京Vユース―東京V―大宮―神戸―磐田―東京V―町田。J1通算187試合9得点、J2通算190試合12得点。対人の強さと正確なビルドアップで後方からチームを支える万能センターバック。プロ14年目、円熟味が増し、さらなる成長を期す。(FOOTBALL ZONE編集部)(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)

FOOTBALL ZONE編集部,FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda

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