「ミラーレス一眼カメラ」販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種

「ミラーレス一眼カメラ」販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2021/05/01

―[家電屋さんのトリセツ]―

皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が、日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。

◆ミラーレス一眼カメラの売り上げは復調傾向

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※写真はイメージです(以下同)

前回は「アイリスオーヤマ初のノートPCが超低スペックなのに売れ続けるワケ」をご紹介しました。今回は「ミラーレス一眼カメラ」をテーマに「販売員が本当に買っている3機種と絶対に買わない1機種」をそれぞれお伝えしたいと思います。

以前、「コンパクトデジタルカメラ」を取り上げた記事で、デジタルカメラの売り上げは苦戦しているとお話ししました。ミラーレス一眼カメラも例外ではありませんが、低迷した’20年よりは今年は多少持ち直してきたかな……というのが正直な印象です。

最近のミラーレス一眼カメラの傾向としては初心者向けのエントリーモデルと、上級者向けに高性能なモデルの大きく2つにわかれています。

そこで、今回は10万円前後で購入できる、初心者向けのエントリーモデルの中から選んでみました。

なお、エントリーモデルのミラーレス一眼カメラは、近年ほとんどモデルチェンジが行われていません。発売時期が古い製品もありますが、問題なく使えますのでご安心ください。

◆子供やペットの撮影にオススメ

1位は小型軽量ボディにAPS-Cサイズの有効約2420万画素CMOSイメージセンサー「Exmor」を搭載したSONYの「α6400 ILCE-6400Y ダブルズームレンズキット」を選びました。’19年2月に発売されたモデルで、実勢価格は11万4000円前後になります。

α6400の最大の特徴は、優れたAFの機能を持っていること。0.02秒の高速AFを実現しているうえ、リアルタイム瞳AF、被写体を追従し続けるリアルタイムトラッキング、動画撮影時のファストハイブリッドAFなどを搭載しています。

人間はもちろん、動物の瞳もフォーカスしてくれるので、特に動きの読めない小さなお子さんや、ペットの貴重なシーンを撮りたい方にオススメです。

タッチ操作に対応した180度チルト可動式液晶モニターを採用していて、スマホ感覚で操作できるのも、初心者にピッタリだと思います。

◆ミラーレス一眼デビューに最適

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続いて2位は’18年3月に発売されたCANONの「EOS kiss M ダブルズームキット」になります。「EOS Kiss」ブランドを冠した初のミラーレス一眼カメラで、実勢価格は8万2000円前後です。

新たに搭載した「新・映像エンジンDIGIC 8」により、解像感の向上や低ノイズ化を実現。写真やイラストで撮影モードを表示する「ビジュアルガイド」など、初心者にもわかり機能が充実しています。

シーンインテリジェントもよくできていて、クリエイティブアシストでは難しい専門用語を使わずに、「ぼかし」や「明るさ」の項目をスライドするだけで簡単に設定できます。ボタンが少ないのは一長一短ありますが、カメラデビューの1台としてオススメです。

◆後継モデルは発売済だが…

ちなみに、‘20年11月には後継機種の「EOS Kiss M2」がリリースされています。

同じ「ダブルズームキット」で、EOS Kiss M2は実勢価格が10万2000円前後になります。

EOS Kiss Mよりも、特に動く被写体に対するAF性能が向上していますが、画素数などそのほかの性能や機能はほとんど変わりません。

2台の性能・機能差に対して、正直私は2万円は高いかなと感じたため、「EOS kiss M」を2位に選んでいますが、2万円を上乗せしてでも最新モデルがほしい方は「EOS Kiss M2」を検討するといいでしょう。

◆ひと工夫を加えた写真が撮影可能

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そして、3位に選んだのはオリンパスの「OLYMPUS PEN E-PL10 EZダブルズームキット」です。こちらは’19年11月発売で、実勢価格は7万3000円前後になります。

特筆すべきは簡単な操作でクリエイティブな写真が撮影できる「アートフィルター」を備えている点でしょう。

16種類、31タイプから選べるうえ、新機能「ファインチューン」を使うことで、液晶モニターを見ながら効果のかかり具合を調整できます。

◆初心者も使いやすい機能が満載

また、専門的なテクニックが必要な写真表現が手軽に楽しめる「アドバンストフォトモード」も充実。

この機能を使えば、カメラ初心者でも2枚の写真を重ねて合成する「多重露出」や、星空や車のライトなどの光跡を最適な明るさで撮影する「ライブコンポジット」なども実践できます。

◆手ブレが心配なら避けたほうが無難

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逆にオススメできないのが、’18年2月にパナソニックから発売された「LUMIX DC-GF10W ダブルレンズキット」です。

実勢価格は5万9000円前後と、今回選んだミラーレス一眼カメラの中では最も低価格ですが、安いのにはもちろん理由があります。

ほかの製品よりも画素数がやや低いうえ、本体に手ブレ補正が付いてないにもかかわらず、付属のレンズにも手ブレ補正がありません。撮影で失敗しないためには、カメラをしっかりと固定させて撮る必要があります。

約270gの超軽量ボディは非常に魅力的ですが、初心者の方が手にするなら、手ブレ補正がしっかりしていたほうが安心です。

また、ズームが必要な方は「ダブルズームレンズキット」(実勢価格は6万2000円前後)を買ったほうがいいのですが、望遠は100mmと心許ない。

この1セットでさまざまなシーンをカバーしようとするのはかなり難しいかもしれません。

◆購入の際はサイズ感の確認も必須

ミラーレス一眼カメラを選ぶときは、性能や機能だけではなく、サイズや重さもチェックするのが大切かと思います。

家電量販店に足を運んだ際は、ご自身の手に馴染むかどうかもを確認しておくと安心です。

◆〈家電販売員が本当に買っているミラーレス一眼カメラBEST3〉

▼1位 SONY「α6400 ILCE-6400Y ダブルズームレンズキット」 実勢価格:約11万4000円

AF機能が優れたモデル。0.02秒の高速AFを実現しているうえ、リアルタイム瞳AF、被写体を追従し続けるリアルタイムトラッキング、動画撮影時のファストハイブリッドAFなどを搭載しています

▼2位 CANON「EOS kiss M ダブルズームキット」 実勢価格:約8万2000円

「EOS Kiss」ブランド初のミラーレス一眼カメラ。「新・映像エンジンDIGIC 8」により、解像感の向上や低ノイズ化を実現。写真やイラストで撮影モードを表示する「ビジュアルガイド」など、初心者にもわかり機能が充実

▼3位 オリンパス「OLYMPUS PEN E-PL10 EZダブルズームキット」 実勢価格:約7万3000円

簡単な操作でクリエイティブな写真が撮影できる「アートフィルター」を搭載。効果を16種類、31タイプから選べるうえ、新機能「ファインチューン」を使うことで、液晶モニターを見ながら効果のかかり具合を調整できます

◆〈家電販売員は選ばないミラーレス一眼カメラのWORST〉

▼1位 パナソニック「LUMIX DC-GF10W ダブルレンズキット」 実勢価格:約5万9000円

約270gの超軽量ボディは非常に魅力的ですが、本体と付属のレンズに手ブレ補正がありません。初心者の方は、手ブレ補正がしっかりしているモデルを選びましょう

―[家電屋さんのトリセツ]―

【家電量販店のスズキ】

関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

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