「『これでいいのかな?』でも突き進みました」リモートで新たな魅力 HKT48・田島芽瑠さん

「『これでいいのかな?』でも突き進みました」リモートで新たな魅力 HKT48・田島芽瑠さん

  • 西日本新聞
  • 更新日:2020/08/01
No image
No image

「門外不出モラトリアム」の一場面。上段右端が田島芽瑠さん

新型コロナウイルス禍の中、ビデオ通話を使い、会員制交流サイト(SNS)で演劇やドラマを披露する新たな表現形式が広まっています。福岡市を拠点にしたアイドルグループ「HKT48」の中心メンバー田島芽瑠さん(20)は次々と話題のリモート作品に出演、「女優」としての新たな魅力を発信しています。

-5月、いち早くリモート演劇に取り組み、全国的に注目された「劇団ノーミーツ」の初長編「門外不出モラトリアム」に主要キャストとして参加しました。

★田島 よく見ている動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」でノーミーツの動画を見たのがきっかけでした。HKTはコロナで活動休止中だったのですが、制限の多い中でも演劇をやり続けようと動いている人たちがいるんだって新しい風を感じました。オーディションがあると知って応募しました。

-HKTで舞台演劇は経験済みでしたが違いはありましたか?

★田島 舞台なら、出演者同士の空気感が分かるじゃないですか。でも、ビデオ動画では、対面していないから役者同士の歯車を合わせるのが難しい。相手のせりふが終わるのを待って、話し始めると変な間ができちゃうし、かといって早めに重ねちゃうと、お互いのせりふがダブって何を言っているのか分からなくなっちゃう。うまく、バランスをつかむのが難しかったです。

-大学4年間をリモートで過ごした学生たちの物語。明るく快活な大学生「マイ」を演じた。年齢も近いし性格も似ていたのでは。

★田島 だからこそ、ちょっと苦労しました。私らしい部分はあっても、マイちゃんなんだって感じてもらうのが難しくて。「芽瑠ちゃん本人じゃん」って言われるのが一番嫌。私に近づいてはいるけど、その一歩手前のマイっていう違う人物なんだって、印象づけるのに試行錯誤しました。

-関係者の評価は高かった。

★田島 家で一人演技する貴重な経験。すごく刺激のあるギラギラした日々を過ごせました。

-その後、HKTメンバー6人でコントユニット「大人のカフェ」とのリモート劇に参加した。

★田島 大人のカフェさんとは共演経験があったので、安心感のある中でアドリブも交えながら演じられましたね。

-チャンスは広がる。7月からは、無料通信アプリ「LINE(ライン)」のLINE NEWS内の動画プロジェクト「VISION」のショートドラマで主演を務めることになった。

★田島 「年下日記online」という作品です。岡太地監督がリモートで制作した恋愛映画に出演する女優を一人芝居のように演じます。撮り直しを迫られた女優・田島芽瑠として監督と演出について意見を交わしたり、映画上の登場人物の家庭教師「嶋田先生」を演じたり。事前に送られた撮影機材のセッティングを自分でするんですけど、カメラがすごく好きなので、アングルとか「こういう風にしたらいいんじゃないか」って、監督と相談する時間が楽しいです。

-リモートの一人芝居って難しそう。

★田島 これまではリモートも含めて相手の役者さんがいる中での演技ばかりでした。今回は一人芝居のように、画面を見ている人が相手になる。これでいいのかな? みたいなことは常に心にあるんですけど、監督を信じて突き進みました。全12回なんですけど、毎回毎回が刺激になっていて汗をかいています。カロリーをたくさん消費した作品です

-見どころは。

★田島 私のお芝居に対しての思いとか、監督と女優さんってこういう風に作っているんだなって感じてもらえたら。オンラインという普段とは違う壁とぶつかりながら、演技と向き合って、お芝居をしたいという思いはどんどん強くなっています。LINEでまとめて見ることもできるので、1話から12話まで、演技者としての成長を感じながら見てもらえたら。皆さんの明日のエールになるような作品になったらいいなと思っています。

(文と写真・古川泰裕)

▼たしま・める 2000年1月7日生まれ、福岡県出身。12年9月からHKT48の2期生として活動開始。13年3月リリースのHKTの1stシングル「スキ!スキ!スキップ!」でセンターを務めた。17年の1stアルバム「092」特典の短編映画で本格的に演技に取り組み始めた。「年下日記online」は毎週金曜日に更新中。

西日本新聞

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加