NHKは19日、10月2日から放送が始まる連続テレビ小説「ブギウギ」の新キャストとして、市川実和子、えなりかずきら6人を発表した。
「ブギウギ」は、戦後の大スターで“ブギの女王”として人気を博した歌手、笠置シヅ子さんをモデルに、満面の笑顔と底抜けに明るい大正生まれのヒロイン、花田鈴子(福来スズ子=趣里)が多くの困難を乗り越えて歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく姿を描く朝ドラ。
市川実和子は作曲家・羽鳥善一の妻、麻里役

連続テレビ小説「ブギウギ」に作曲家、羽鳥善一(草なぎ剛)の妻、麻里役で出演する市川実和子(C)NHK
市川が演じるのは作曲家、羽鳥善一(草なぎ剛)の妻、麻里。音楽のことはよくわからないが、竹を割ったような性格で善一を支える。スズ子の良き相談相手となる。
市川は、台本で読んだ羽鳥家の自由さと眩しさに、「『わあ、素敵な家族だなぁ』と目を細め、ため息をついてしまいました」と話す。自身が演じる麻里は、柔軟な感覚の持ち主で、常識からはみ出ていてもそれを面白がることができる人だと説明。そのうえで「私もいつもこう在れたらと憧れてしまうような役柄で、演じられてとても光栄に思っています。初めての連続テレビ小説への出演、緊張しつつも、とっても楽しみにしております」と力を込めた。
えなりかずきは楽団のピアノ・アコーディオン奏者

連続テレビ小説「ブギウギ」に二村役で出演するえなりかずき(C)NHK
えなりが演じるのは、「福来スズ子とその楽団」の最年少メンバーで、ピアノとアコーディオンを担当する二村。出演に際し、「趣里さん演じる福来スズ子さんを、日米開戦前から楽団員としてサポートさせて頂きます!暗澹たる時代を明るく逞しく生きていく福来スズ子の姿に役柄としても、自分自身としても勇気をもらいました」とコメントを寄せている。
ふせえり、近藤芳正らが脇を固める

連続テレビ小説「ブギウギ」に下宿屋の主人、小村チズ役で出演するふせえり(C)NHK

連続テレビ小説「ブギウギ」に楽団のマネージャー候補、山下達夫役で出演する近藤芳正(C)NHK

連続テレビ小説「ブギウギ」におでん屋台の親父、伝蔵役で出演する坂田聡(C)NHK

連続テレビ小説「ブギウギ」に五木ひろき役で出演する村上新悟(C)NHK
このほか、スズ子が東京で住むことになる下宿屋の主人、小村チズ役にふせえり、下宿のそばにあるおでん屋台の親父、伝蔵役に坂田聡、スズ子のマネージャー、五木ひろき役に村上新悟、楽団のマネージャー候補、山下達夫役に近藤芳正が決定したことも発表された。