
Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント2日目16H 4位タイで終了したアマチュアの馬場咲希=鹿児島高牧CC(撮影・中島信生)
Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント第2日(18日、鹿児島高牧CC=6419ヤード、パー72)アマチュアの馬場咲希(17)=代々木高=が3バーディー、1ボギーの70と耐え、通算8アンダーで前日の4位をキープ。首位との差は1打から5打に広がったが、史上8人目のアマ優勝の可能性を残して最終日に向かう。66で回った上田桃子(36)=ZOZO=が通算13アンダーとし、2位の稲見萌寧(23)=Rakuten=らに4打差をつけて単独首位に立った。
父娘タッグで耐え抜いた。馬場は「耐えて頑張ったら、最後に2つバーディーが来てうれしかった」と白い歯を見せた。
1番(パー5)をバーディーで出たが、その後は伸ばせず、9番で今大会初ボギー。我慢して迎えた16番(パー5)で2オンし、2つ目のバーディー。17番も伸ばし、70にまとめた。4位で最終日に向かうのは、ツアーでは過去最高の位置だ。
進撃を支えてくれるのは、キャディーの父・哲也さん(47)。「切り替えようとか励ましではなく、アドバイスをくれる」と馬場。癖や性格を熟知するからこその言葉。苦しい時間も、父と話すと笑顔になれた。
最終組の1つ前の組で5打差を追う最終日。宮里藍らに続く史上8人目のアマチュアVへ「優勝は意識したい位置だけど考えすぎず。この位置で戦えているのがうれしいので、とにかく楽しみたい」。物おじしない17歳が、大仕事に挑む。(高橋朝香)