矢野監督「1年間戦う難しさ」4被弾の西勇輝かばう

矢野監督「1年間戦う難しさ」4被弾の西勇輝かばう

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2020/08/01
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阪神対DeNA DeNAに負けファンにあいさつする矢野燿大監督(左)(撮影・上田博志)

<阪神3-7DeNA>◇1日◇甲子園

安定感抜群のエースがまさかのアーチ攻勢を受けた。阪神西勇輝投手(29)がDeNA打線のパワーに屈し、自己ワーストタイの4被弾。6回5失点で今季3敗目を喫した。チームでも10年8月1日中日戦以来となる甲子園5被本塁打。左腕今永に7者連続三振を奪われるなど投打で屈辱の1日となった。引き分けを挟んで3連敗で借金1。ここが踏ん張りどころだ。

◇    ◇    ◇

西勇はぼうぜんとした様子で、打球の行方を見つめた。同点に追いついた直後の5回2死三塁。DeNA4番佐野に、フルカウントから高めのシュートをはじき返された。打球は左翼ポールを直撃。勝ち越しの2ランを浴びた。

いつも笑顔がトレードマークだが、この日は表情がさえない。初回、4回はともに2試合からソトと大和にソロ本塁打を浴びた。そして5回に3本目の2ラン…。悪夢はまだ終わらなかった。6回に先頭の宮崎にまたもレフトスタンドへ運ばれた。1試合4被弾は、オリックス時代の15年9月5日、日本ハム戦以来、自己ワーストタイ。1試合2被弾以上は阪神移籍後初めてのことだった。右腕は試合後、言葉を残さずに球場を後にした。常に好投できるわけではない。矢野監督は「まあ、あるでしょ。そんなにはね。1年間、ずっとなかなか簡単には…」とかばった。

エースが6回7安打5失点で無念の降板。悪い流れは止まらなかった。7回に2番手で能見が登板。先頭の梶谷に投じた初球、143キロ直球はバックスクリーン左横に吸い込まれた。DeNAの5本目の本塁打に、詰めかけた阪神ファンは声も出ないようだった。

1試合計5被弾は、18年5月11日広島戦以来。甲子園に限れば、ちょうど10年前の10年8月1日中日戦で6本塁打を浴びて以来だ。パワーを見せつけたDeNA打線とは反対に、阪神打線は今永に7者連続三振を喫するなど投打で屈辱を味わった。

西勇は開幕投手を務めた6月19日から、6戦連続でクオリティースタート(6回以上、自責点3以内)。前回まで4戦連続で120球前後の力投を見せていた。今季初めて4点以上を失った。疲労も蓄積する時期で、指揮官は「それ(疲れ)もあると思うし。それがプロとして1年間戦う難しさでもあるしね。でもそこは経験あるんで、西に任せてます」と変わらぬ信頼を口にした。

前日7月31日の引き分けを挟んで3連敗。勝率5割を切り、借金生活に逆戻り。Aクラス再浮上へ、ここが踏ん張りどころだ。【磯綾乃】

▼阪神が同一投手から7者連続三振を奪われたのは球団ワーストタイで、5年ぶり5度目。なおプロ野球最長は9人連続で、南海が57年阪急戦で梶本隆夫に、西鉄が58年東映戦で土橋正幸にそれぞれ喫している。

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