「もう夫の要求に応えられない...」月20万円払ってアレコレ求めてくる夫。妻が取った行動とは

「もう夫の要求に応えられない...」月20万円払ってアレコレ求めてくる夫。妻が取った行動とは

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  • 更新日:2021/05/08

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

―果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

今週のテーマは「妻が夫に対して、“ぜんぜん足りない”とキレた理由は?」という質問。さて、その答えとは?

▶【Q】はこちら:自粛中に結婚を決めたものの…。結婚たった1年で、妻が夫に耐えられなくなった理由

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土曜の昼下がり。ソファでダラッとしている、図体だけがやたらと立派な夫に対して、ふつふつと怒りが湧いてきていた。

「直之、ちょっといいかな」
「どうした?」
「今日時間あるでしょ?この後、買い物に行ってきてくれない?」
「え…今日?必要な物、あったっけ?」
「一週間分の食材とか。近くのスーパーに行くだけでいいから」

― そういう意味じゃないんだけど?ちょっとは手伝ってよ。

直之は、ゴミ捨てくらいはしてくれる。だが私が許せないのは、“夫婦としてのバランス”があまりに悪いことだった。

「だったら優愛も一緒に行く?」
「それだと意味がないから」
「え?なんで?家のことは優愛担当だし、一緒に行ったほうがいいかなぁと思ったんだけど」

思わず手が滑り、洗っていたお皿がパリンと音を立てて割れた。

夫に対して怒り心頭の妻。妻が怒っていた理由とは?

A1:年収も考えると、夫婦の出費比率がおかしい気がする…。

夫の直之と結婚して、約1年になる。結婚の決め手は、“一緒にいて楽しいから”だった。

私は彼のことが好きだし、夫婦になれて嬉しいと思っている。けれども、いくつか気になる点があった。

あれは、結婚して私が直之の家へ引っ越した日のこと。

直之は数年前に世田谷に1LDKのマンションを買っていたので、彼の持ち家に私が引っ越す形となった。しかし、やはり一人暮らしと二人暮らしでは勝手が違う。

「今までひとりだったからあまり感じなかったけど、いざ二人で暮らすとなると、ちょっと狭いね」
「そうだねぇ。でも直之。子供ができたら、引っ越すんでしょ?」

彼の家なので文句は言えないけれど、正直二人分の荷物ですでにいっぱいなのに、ここに子供ができたら結構きつい。

「そのつもりだよ」

それを聞いて、安心した。だが直之が買った家だし、思い入れもあるだろう。そう思い、私は家のことに関しては極力何も言わないでおこうと決めていた。

そして一緒に暮らし始めるにあたり、私たちは今後のルールについて話し合いをした。

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「まず、直之。タバコはやめてね」
「え…?な、なんで…?わかった…。ちなみに生活費はどうする?」

夫婦となる以上、家計の話は大事である。どっちが何を負担し、家計管理はどうしていくのか…など、必要な話だった。

「交際費は各自で、ということでいいかな?」
「そうだね。私も働いているし、そこは各自で支払おう。私の場合、洋服代とか美容代も自分で払います」

何か欲しいものがあった時、直之の顔色を伺って買うのは面倒だし、交際費などに関しては別財布のほうがいいだろう。

だが直之の次の発言が、予想外すぎたのだ。

「家賃はどうしようか」

― え……?

「直之は毎月、ここのローンはいくら支払っているの?」
「約20万ちょっとだよ。そこに管理費とか修繕積立費とか加わってくるけど」

ここは、直之の持ち家だ。私と結婚する前に買っていた家で、名義も直之。それなのに私に家賃の負担を求めようとしてきたことに、かなり驚いた。

― 嘘でしょ?

「この家は直之の持ち家だし、それに年収も私と直之だと違いすぎない?」

彼の年収は約1,400万。私は年収600万。さすがにそれは、夫が支払うべきではないだろうか。

「じゃあ家賃は僕が払うね。だから家の他のことは優愛、というのはどう?旅費とかはまた別として」
「家での食費ってこと?」
「うん。かなり負担の割合は少ないと思うんだけど…」
「そうだね、それなくらいなら助かる」

家賃と光熱費は直之が持ってくれるということなので、家の食費くらいは私が払おう。そう思った。

だがそう思ってしまった、私が馬鹿だったのだ。

この時の決め事が、後に大きな歪みを生むことを、私はわかっていなかった。

妻が気がついた、夫婦のアンバランス。名もなき家事は労働ではないのか?

A2:家賃のみの負担で、家事全般&家の雑費も全て妻側負担はおかしい!

しばらくは、私も我慢していた。けれども結婚生活を半年くらい続けていくうちに、徐々に気がついてしまった。

「優愛。この肉じゃが、すごく美味しい」

いつもと変わらぬ、夕飯の風景。私が作った料理を美味しそうに食べる直之。はたから見たら、何の問題もないだろう。

「本当?この前買った、新しい電気調理鍋が良かったのかも。超便利でさ」
「スイッチ押したら、放置しておくだけで完成するやつ?」
「そうそう」

― いや、その前に材料を買ってきて、切って、分量を量るっていう作業があるけどね。

今日の食材は、もちろん私が全額払っている。

「そうだ。優愛、冬物のコートってまだクリーニングに出さないの?」
「うわ!忘れていた…」
「さすがにもう出したら?(笑)」

そして、私は大きなことを見落としていた。“家の雑費”は意外にかかる、ということを。

「そうだね。明日出社前に出してくる。クリーニング代だけど、直之も負担してもらってもいい?」

クリーニング代だって馬鹿にならないし、今のやり方だとトイレットペーパーや洗剤など、こまごました物もすべて私の負担になっている。毎晩彼が飲むお酒代だって、かなりの出費だ。

しかし直之は、全くわかっていないようだ。

「あれ?でもそれは家のことだから、優愛の担当じゃない? 」

家賃を負担しているだけなのに、夫はたぶん、こう思っている。

「家賃を支払っているのは僕だから、家のことは妻がすべきだ」と。

家事だって立派な労働だし、名もなき労働時間を時給換算したら、家賃分なんてとっくに超えている。

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― 私の負担が大きすぎない?

別にすべてを払ってくれなんて言っていない。私だって働いていて、収入はある。だがバランスがおかしい。

そして、家のことをほとんど手伝ってくれない点にも疑問を抱いていた。

仮に全部払ってくれて、ブラックカードでも持たせてくれて、好きに浪費させてくれたら話は別なのかもしれないが、あまりにも不公平だ。

「あのさ。私ばかりこんなに負担が大きいの?家事をしようという気はないの?」
「え?なんのこと?僕なりにやっていたつもりだけど…」
「全然足りないよ」

ゴミ捨てが家事だと思っているような本人に問い詰めてみても、とんちんかんな答えしか返ってこない。

「それに僕は家賃と光熱費の担当で、家のことは優愛がやると最初に決めたはずだけど…」

家賃さえ支払っていれば、全部家のことは妻がやってくれると思っている夫。

食費や家の雑費は、意外にかかることを知らぬ夫。

名もなき労働が、大変だということをわかっていない夫。

そんな夫が本当に嫌になってきて、一切何もしたくなくなってしまった。

― 一度、思い知ればいいんだ。

家の備品や食材を切らさぬように、せっせと補充し、買っていたのは私だ。トイレットペーパーは自動的に補充されない。

今ある物が当たり前だと思っている夫に対し、私は夫が使う物は買わない、という作戦に出た。

「優愛、そろそろトイレットペーパーが切れそうだよ…?」
「だから何?」

そうでもしないと、彼みたいな人は分からないようだから。

結婚生活は、十人十色。家計管理の方法やルールは、夫婦によってバラバラだろう。

果たしてどういう分配で、どういうバランスで決めるのが正解だったのだろうか…。

▶【Q】はこちら:自粛中に結婚を決めたものの…。結婚たった1年で、妻が夫に耐えられなくなった理由

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誠実な男を、女が見切った理由

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