
スリランカの首都コロンボの仏教寺院=2022年7月16日(AFP時事)
【ワシントン時事】ロイター通信は24日、中国の政策金融機関、中国輸出入銀行が事実上のデフォルト(債務不履行)に陥ったスリランカに対し、2022年と23年の債務返済の猶予を提案したと報じた。国際通貨基金(IMF)によると、中国輸銀のスリランカ向け債権は20年末時点で28億3500万ドル(約3700億円)に上る。ただ、難航する同国債務の減免交渉に弾みがつくかは不透明だ。
ロイターによると、中国輸銀は書簡で、スリランカ側の要請に基づき「緊急措置として22、23年の債務返済の延長」を提示。23年まで「融資の元金と金利を支払う必要はない」と述べた。
時事通信社