
高知県の地価は下落が続くものの下落幅は縮小していて、高知市の住宅地は23年ぶりに上昇に転じている。住宅地のトップは高知市一ツ橋町2丁目と高知市上町2丁目で1平方メートルあたり12万9000円。商業地は高知市本町3丁目の24万6000円。
高知県は県内の地価調査の結果を発表した。下落が続くものの下落幅は去年に比べ縮小していて、高知市の住宅地は23年ぶりに上昇に転じている。
県の地価調査は今年7月1日の県内240地点を対象としたもの。住宅地の平均価格は1平方メートルあたり3万500円で、去年に比べ0.6%下がり23年連続で下落した。商業地の平均価格は6万9100円で去年に比べ0.8%下がり32年連続で下落した。
一方、下落幅は住宅地、商業地がそれぞれ0.1ポイント、0.2ポイントと縮小していて、高知市の住宅地は去年の0.2%下落から今年は0.1%上昇と23年ぶりに上昇に転じている。
要因としては、低金利環境や住宅取得支援施策などによる下支えもあり住宅需要が回復傾向にあることや、人流がコロナ前の状況に戻りつつあり需要に持ち直しの動きがみられることなどをあげている。
なお、住宅地のトップは高知市一ツ橋町2丁目と高知市上町2丁目で1平方メートルあたり12万9000円。商業地は高知市本町3丁目の24万6000円となっている。