「露がウクライナに工作員配置」 侵攻口実作りと米報道官が非難

「露がウクライナに工作員配置」 侵攻口実作りと米報道官が非難

  • 毎日新聞
  • 更新日:2022/01/15
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米ホワイトハウスのサキ報道官

米ホワイトハウスのサキ報道官は14日の記者会見で、ロシアがウクライナ侵攻の口実をでっち上げる目的で、工作員のグループをウクライナ東部に配置しているとの情報があると明らかにした。ウクライナ情勢を巡っては今週に米国や北大西洋条約機構(NATO)などがロシアと協議を重ねたが、緊張緩和には至っていない。バイデン米政権には、情報を公にしてロシアの動きを抑止する狙いがある。

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工作員らはロシアが後ろ盾となっている武装勢力などに対して「自作自演」の市街戦や爆破工作を仕掛ける訓練を受けているという。サキ氏は「『ウクライナによるロシア側への攻撃が差し迫っている』と非難し、侵攻の理由にする環境作りをしている」と批判。さらに、ロシアがウクライナへの介入を正当化する虚偽情報をインターネット上に流布する工作も活発に行っていると指摘した。

サキ氏は、2014年にロシアがウクライナ南部クリミア半島を一方的に編入した際にも同様の工作が行われたと指摘。「ロシアは1月中旬から2月中旬に軍事侵攻に踏み切る可能性があり、その数週間前から(工作員らの)活動を開始する計画を持っている」と警戒感をあらわにした。

米国防総省のカービー報道官も14日の記者会見でロシアの工作員について説明し、「情報は非常に信頼できるものだ」と強調した。

ロシア軍はウクライナ国境周辺に10万人規模の部隊を集結させている。米国とNATOなどはロシアと10日から13日にかけて協議したが、ロシアが要求するNATOの東方不拡大で折り合えず、緊迫した状況が続いている。【ワシントン鈴木一生】

毎日新聞

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