陸上、実業団・学生対抗(6日、神奈川・レモンガススタジアム平塚) 男子110メートル障害で高山峻野(27)=ゼンリン=が追い風0・6メートルで日本歴代2位となる13秒10の好タイムをマークして優勝した。「前半から自分の思った飛び出しができた。13秒30台が出ればいいと思っていたので予想外」と喜んだ。
男子110メートル障害は昨年、泉谷駿介(住友電工)が日本記録の13秒06を出すなど戦国時代。高山は今季、先月の世界選手権(米オレゴン州)の日本代表入りを逃していたが、3年ぶりに自己ベストを更新し、元日本記録保持者の存在感を示した。それでも「今日が人生のピークなので、次は13秒30台を安定して出したい」と控えめに目標を語った。