英仏海峡で簡易ボート遭難 移民ら27人死亡 過去最悪の規模

英仏海峡で簡易ボート遭難 移民ら27人死亡 過去最悪の規模

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2021/11/25
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"英仏海峡を渡り、英南東部ドーバー港で19日、当局に救助される移民ら=ロイター"

英仏海峡で24日、フランスから英国を目指した簡易ボートが遭難し、AFP通信によると、移民ら27人が死亡した。同海峡は危険を冒して英国へ渡る人々の主要ルートとなっており、同海峡での移民・難民の遭難としては過去最悪と伝えられている。

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同通信などによると、同日午後2時ごろ、仏北部カレーの沖合で複数の遺体が浮かんでいるのを漁師が発見した。

同日カレーに駆けつけたダルマナン内相は、犠牲者には5人の女性、1人の少女が含まれていると記者団に明らかにした。2人を救助したものの、1人が行方不明とみられるという。国籍はわかっていない。

遭難を受け、フランスのマクロン大統領は英国のジョンソン首相と電話会談。英首相官邸によると、両者は「命がけの渡航を阻止するための取り組みを強化する」ことで合意した。

マクロン仏大統領は欧州の内相らによる緊急会合の開催を求めた上で、「フランスは英仏海峡を墓場にすることはない」との声明を出した。ただ、英スカイニュースは10月、移民らがボートで英国へ向かうのを、仏当局が現場の沿岸で黙認する様子を報じていた。

カレーは中東などから英国を目指す移民や難民が最後に滞在する欧州の一大沿岸拠点。仏政府は沿岸の警備強化に必要な費用を負担するよう英国に求めてきた一方、英国は一定の支払いに応じつつも仏政府の対策が不十分だと指摘するなど、両国間の火種になっている。(疋田多揚=パリ、金成隆一)

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