2022年12月23日の大雪で、高知市の積雪は1987年に観測された10センチを上回り、35年ぶりに記録を更新しました。事故・けがをしないためには雪への備えが大切です。
【写真を見る】『凍った道、雪道の歩き方』コツは歩幅を小さく…“すり足”はNG
過去の大雪をみると、2005年12月には、高知市で5センチの積雪を観測。午前中は路面がいたるところで凍結し、高知市内の主要道路はいつも以上のラッシュとなりました。
県警本部によりますと当時この雪の影響で160件以上のスリップ事故が起き、40人以上がけがをしました。このうち1人が自転車で転倒し、骨折する大けがをしました。こうした事故が起きないように私たちに今できることをお伝えします。
高知市防災対策部防災政策課によりますと、「不要不急の外出を控えること」が大前提だということです。その上でどうしても出かけなければならない場合に気をつけることをこちらにまとめました。
まずは車を利用する場合です。
(1)スタッドレスタイヤに取り替える、またはタイヤチェーンを装着してください。
(2)スピードは出さない。
(3)ブレーキはいつもより手前からゆっくりと踏むこと。
不用意にブレーキを踏むとタイヤが空転してスリップするおそれがあるのでエンジンブレーキも活用してほしいということです。
続いて歩行時の注意点です。靴はゴム製の長靴など
(1)靴底が滑りにくい靴を履いてください。決してすり足では歩かず、
(2)ゆっくりと歩幅を小さく靴の裏全体を地面につけて歩いてください。
また凍傷を防ぐため、
(3)厚着に加え、手袋やマフラーを着用してほしい
ということです。