
山陰中央テレビ
松江市の道の駅にユニークな授乳室がお目見えしました。
その素材は段ボール。
「設置しやすい」メリットを生かし、子育て世代にやさしい街づくりを急ぎます。
松江市の郊外、国道431号線沿いにある道の駅「秋鹿なぎさ公園」です。
山下桃アナウンサー:
「今まで授乳室のなかったこちらの道の駅に設置されることになったのは、この段ボール製の授乳室です。中は、授乳するのに十分なスペースが確保されていて、厚みのある段ボールでしっかりとしたつくりです」
この段ボール製の授乳室は、広島の紙製品メーカーが開発。
幅約1メートル、高さと奥行きは約2メートルで「使用中」の表示に、カーテンも備えられ、段ボール製とはいえ、授乳室としての機能を十分果たします。
全国の道路建設業者などでつくる日本道路建設業協会が、地域貢献の一環として3年をかけて、全国150の道の駅に寄贈しています。
9月19日は贈呈式がおこなわれました。
日本道路建設業協会・岩本康弘幹事:
「来やすい環境をつくって、ふれあいの場を多くして、その助けになればありがたい」
松江市・上定市長:
「(有効に活用していきたいと思いますし、ますますたくさんの方に集まっていただきやすくなる」
秋鹿なぎさ公園には、これまで授乳室がありませんでしたが、この授乳室を活用し、子育て世代にも使いやすい環境づくりを進めることにしています。
この段ボール製の授乳室は、10月、川本町の道の駅「インフォメーションセンターかわもと」にも贈られることになっています。