
合体攻撃でYOSHI-HASHIから3カウントを奪ったエル・ファンタズモとヒクレオ(右)
新日本プロレス21日後楽園ホール大会「ワールドタッグリーグ」Bブロック公式戦で、STRONG無差別級タッグ王者のヒクレオ(32)、エル・ファンタズモ(37)組がIWGPタッグ王者の「毘沙門」こと後藤洋央紀(44)、YOSHI―HASHI(41)組との王者対決を制し初白星を飾った。
ともに新日本が管理するタッグ王者同士の公式戦は、互いに譲らない一進一退の攻防が続いた。ヒクレオが毘沙門の必殺合体技・消灯を浴びてしまうが、ファンタズモのカットが間に合って3カウントは許さない。後藤、YOSHI―HASHIにサドンデスを発射して試合の流れを再び引き寄せる。
さらにファンタズモが場外の後藤にトぺ・スイシーダを決めて敵軍を分断すると、ヒクレオがYOSHI―HASHIにゴッドセンドを発射する。最後はヒクレオの肩を飛び越えて放つスーパーサンダーキス,86を投下してYOSHI―HASHIを圧殺。ヒクレオがカバーに入って3カウントを奪った。
いきなり訪れた王者チーム同士の天王山をモノにして初優勝へ絶好のスタート。ヒクレオは「俺たちは毘沙門を尊敬しているよ。東京ドームでもう一度、G.о.Dと毘沙門で対決だ。次は俺たちが、IWGPタッグ王者だ」と、優勝後の来年1月4日東京ドームでIWGPタッグ王座に挑戦する意向を示した。ファンタズモも「俺たちはSTRONG無差別級タッグ王者として、初めてこのリーグ戦に足を踏み入れた。タッグリーグ覇者として、東京ドームで新IWGPタッグ王者になってやる!」と呼応し、タッグ2冠王者を目標に掲げた。
東スポWEB