土地価格...下落続くも下げ幅は縮小 市街地と過疎地域で二極化 秋田

土地価格...下落続くも下げ幅は縮小 市街地と過疎地域で二極化 秋田

  • 秋田テレビ ニュース
  • 更新日:2023/09/19

土地取り引きの目安となる「地価」が19日公表された。秋田県全体の地価の平均変動率はマイナス0.7%で、26年連続で下落したものの、下落幅は縮小が続いている。

地価は、秋田県内324地点で調査され、2023年7月1日時点の林地7地点を除いた土地の平均価格は、1平方メートル当たり1万6300円だった。

平均変動率はマイナス0.7%で、26年連続で下落したものの、下げ幅は2022年より0.4ポイント縮小した。

用途別に見ると、住宅地は1平方メートル当たりの平均価格が1万3200円で、平均変動率はマイナス0.8%と25年連続で下落したが、下げ幅は2022年より0.3ポイント縮小した。

秋田市では38地点中29地点で上昇し、価格が最も高かったのは秋田市手形西谷地210番2で、1平方メートル当たり8万1600円と4.1%上がった。

他の市町村でも上昇地点は見られたが、過疎化が進む地域では下落に歯止めがかからない状態が続いている。

日本不動産研究所・平野太郎支所長:
「秋田市は市街化区域と外で少し違うと思うので、二極化は続く。他の市でも変わらず、例えば大館市では旧市街地では上昇が続く可能性があるが、市街地外までいくとそうではない」

一方、商業地は平均価格が2万4700円で、平均変動率はマイナス0.7%と31年連続の下落だが、下げ幅は2022年よりも0.6ポイント縮小した。

商業地で最も高かったのは秋田市千秋久保田町のホテルで、1平方メートル当たり10万9000円と、2022年より3.8%上昇した。

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