恐怖の6分間! ピューマに追われながら動画を撮り続けた男性「もっとも怖い野生のピューマのビデオ」(米)<動画あり>

恐怖の6分間! ピューマに追われながら動画を撮り続けた男性「もっとも怖い野生のピューマのビデオ」(米)<動画あり>

  • Techinsight
  • 更新日:2020/10/18
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人間が自然の中に足を踏み入れる時、そこは我々だけの場所ではないということを理解しておかねばならない。このほどアメリカでハイキングコースをランニングしていた男性が、野生のピューマと遭遇し死をも覚悟したという。男性は当時カメラを回しており、6分間にわたるピューマとの攻防をおさめた動画が話題を呼んでいる。『Fox News』『Deseret News.』などが伝えた。

今月10日の午後、ユタ州プロボにあるスレート・キャニオン・トレイル(Slate Canyon trail)を走っていたカイル・バージェスさん(Kyle Burgess、26)は、終点まで残り3.2kmほどの所でキョロキョロしながら駆け回る4匹の小さな子猫たちを見つけた。

「ヤマネコの子供だろう」と思ったカイルさん、携帯電話で子猫たちを撮影しつつ道を進んでいると、母ネコが現れ勢いよくこちらに向かって突進してくるではないか。なんとそこに現れたのは野生のピューマだった。

カイルさんはその時の心境を「そこに居るのが母親だと理解した時、この子猫たちが(ヤマネコではなく)なんなのかを理解したよ。『やっちまった』と思ったね」と話している。

子供に近づいたせいだろうか、牙をむき出し威嚇を続けるピューマはカイルさんが後ずさりしてその場から離れようとするも、カイルさんを追うのをやめない。

カイルさんは「俺は大きくて怖いんだぞ! あっちへいけ!」「ちくしょう!」と大声で叫んだり、罵ったり、また「お前はいい子だ、良い子で小さな子猫だよ、さあ、あっちへ行ってくれ」と時には優しくなだめるように懇願したりと手を尽くして追い払おうとするが、ピューマは執拗に追い続けてくる。

次第にピューマはより一層興奮していき、遂にカイルさんに向かって突進しはじめた。この時カイルさんは心臓がバクバクと波打ち、全身からアドレナリンが出ているのが分かったという。

一時は「僕はここで死ぬのか、勘弁してくれよ。なぁ、まだ今日死ぬわけにはいかないよ」とふと死がよぎったというカイルさんだったが、6分間の攻防の末にようやく足元の石を拾い上げ、ピューマへと投げつけた。これが功を奏したようで、ついにピューマはカイルさんを諦めて元の道へ戻っていった。

当時のことをカイルさんはこのように振り返っている。

「正直、今ではまるで夢の中で起こったことのようです。」
「僕の感情はめちゃくちゃに混乱していました。ほんと、どうなってしまうんだろうって。」
「目が合うなか、ピューマのその美しさに強く心を打たれた一方で、攻撃しようと迫ってくるピューマの追跡は本当に恐怖でした。」

ようやくピューマを振り切ったカイルさんだったが、約16kmのハイキングコースの途中であり、ピューマを避けるには進んできた道を11kmほど戻らねばならなかった。そのためカイルさんは30分ほど時間を置いたのち手に棒と石を握りしめ、先へと再び進みはじめたそうだ。幸いにも今度はピューマに遭遇することはなかった。

このたびの野生のピューマとの遭遇について、ユタ州野生生物資源局(DWR)のマネージャーを務めるスコット・ルートさん(Scott Root)は、カイルさんはできる限りの良い選択をしたと称え、このように述べている。

「カイルさんは後ずさりして、ピューマやその子供の方へは向かっていきませんでした。」
「彼は姿勢を大きく保ったまま、大きな音をたてて騒がしくしつつ、ピューマたちのいる場所からかなり遠くまで後ずさって離れていきました。彼は本当によくやったと思います。」
「私が見た中でもっとも怖い野生のピューマのビデオですよ。瞬きもせずに『僕ならどうする?』『何をすべき?』『(自分のように知識のない)普通の人はどのように対応するんだ?』と自分を彼の立場に置き換えながら見ていました。」

ルートさんらDWRは、翌11日の朝にピューマを捜索したもののピューマはすでに先へと進んでいったようで、発見には至らなかった。そもそも本来、野生のピューマは人との遭遇を避けるので出会うこと自体が珍しいそうだ。

しかしながら「万が一、ピューマやその子供、また土をかぶった鹿の死体を見つけたらすぐにその場を離れてほしい」とルートさんは話す。土や植物、石を鹿にかぶせる行為は野生のピューマに見られる習性という。

また「遭遇してしまった場合はピューマから目をそらさず、大きな声と姿勢を保ち続けることが大切で、カイルさんの対応は教本にしたいほど完ぺきだった」とルートさんは続けている。

さらにDWRは、ハイキングに行く際は念のためにピューマがより活発に活動する夜明けや夕暮れ時、そして1人きりでの行動などは避け、クマよけのスプレーなどを携帯することをすすめている。

http://youtu.be/9Pg2CDCm34w

画像は『Deseret News. 2020年10月12日付「‘I don’t feel like dying today’: Utahn describes how he survived 6-minute cougar encounter」(Kyle Burgess)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

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