逮捕市議の元妻の会社も下請けに 選定関与か 奈良・御所の汚職事件

逮捕市議の元妻の会社も下請けに 選定関与か 奈良・御所の汚職事件

  • 毎日新聞
  • 更新日:2022/09/23
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奈良県御所市が発注した火葬場の建設工事現場=奈良県御所市で2022年9月22日、古川幸奈撮影

奈良県御所(ごせ)市が発注した火葬場の新設工事を巡る汚職事件で、市議の小松久展(ひさのぶ)容疑者(70)=加重収賄容疑で逮捕=の元妻が代表を務める会社が工事の下請けに参入していたことが、関係者への取材で判明した。小松市議は元妻と離婚後も市内で同居し、内縁関係を続けていたとみられている。

火葬場建設巡り7500万円加重収賄疑い 御所市議ら2人逮捕

小松市議とともに逮捕されたおいの小松隆浩容疑者(47)が経営する会社も、下請けに入っていたことが判明している。大阪地検特捜部は小松市議が両社の選定に関与していた疑いもあるとみて、詳しい経緯を調べている。

関係者によると、火葬場の新設工事は、贈賄側とされる御所市内の建設会社を代表とする計3社の企業グループが24億6600万円で受注。同市内にある元妻の会社はこのグループの下請けとして、火葬場の土木工事を担っていた。この会社は隆浩容疑者も取締役として名を連ね、会社の建物内には小松市議の議員事務所が入っている。

市政治倫理条例は、市議の配偶者や同居の親族が役員を務める企業について、市発注の工事に下請けを含めて参入することを禁じている。条例に該当する場合は、市議は市に企業名を記した辞退届を提出する必要がある。

市の担当者は取材に「小松市議から辞退届が出ていない。市としては配偶者に当たらないと認識しており、条例違反ではない」と説明した。

小松市議らは2020年7月、業者間の調整で受注先の合意が交わされていると認識しながら、市議会で工事契約締結の議案に賛成。翌21年、受注グループの代表だった建設会社の役員らから謝礼として計7500万円を受け取った疑いが持たれている。特捜部は小松市議らの認否を明らかにしていない。【沼田亮、古川幸奈】

毎日新聞

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