
テレビ長崎
8月、佐賀県で感染が確認された家畜の伝染病「豚熱」への対策として、長崎県は19日から県内全ての養豚場などの豚にワクチンの接種を始めました。
豚熱のワクチンの接種は、県が国に提出していたワクチン接種プログラムが9月12日に承認されたことを受け、19日開始されました。
県畜産課によりますと、接種対象となるのは県内全ての養豚場などで飼育されているブタ約18万頭です。
19日から各地域の家畜保健衛生所の職員などが養豚場などを回り接種を行います。
今のところ県内で豚熱の感染は確認されていませんが、佐賀県では8月、感染したブタが見つかり、感染拡大を防ぐため養豚場のブタ約1万頭が殺処分されました。
県は10月上旬までに1回目の接種を完了したい考えです。