
会見に現れた3冠王者・青柳優馬(左)と挑戦者・本田竜輝だったが…
全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・青柳優馬(27)と挑戦者・本田竜輝(23)が大乱闘を繰り広げた。
23日の東京・後楽園ホール大会で行われる同王座戦で激突する両者は、19日に都内で開かれた会見に出席。今春のリーグ戦「チャンピオン・カーニバル(CC)」、夏のトーナメント「王道トーナメント(王道T)」で本田にシングル2連敗を喫した王者が逆指名したことで、今回の王座戦が決定した。
王道T準優勝を果たした本田に対して、優馬は「この勢いだけの一発屋、本田竜輝をちょちょいのちょいと片付けて、公開処刑にしてやろうかなと思います」と言い捨て「本田竜輝を応援するマニアックなファンの人たちには、記憶にも記録にも残らないレベルの試合になってしまったら、本当に申し訳ないですと先に謝っておきます」と丁寧に頭を下げた。
すると本田は「俺からしたら、もう宮原健斗も青柳優馬も『もういいでしょ』っていう気持ちが大きい」と不敵な笑みを浮かべ「俺がこの3冠のベルトを取ることによって、また違った全日本プロレスの風景を見せるんじゃないかな」と意気込んだ。
緊張感のある会見が一段落し、フォトセッションに移るとセンターポジションを巡り乱闘が勃発。王者がテーブルに叩きつけ「調子乗ってんじゃねえぞ! てめえは23日で終わりだ!」と挑発すると、逆に本田からテーブル上でスパインバスターを決められKOされてしまった。
ベルトを掲げた本田から「俺が3冠のベルトを取って、新しい時代の幕開けになる」と宣戦布告されたが、王者は倒れ込んだまま会見は終了。王座戦に不穏な空気が漂っている。
東スポWEB