タレントの聖火リレーと五輪の是非 指原莉乃とロンブー田村淳の違いとは

タレントの聖火リレーと五輪の是非 指原莉乃とロンブー田村淳の違いとは

  • しらべぇ
  • 更新日:2021/05/03
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ロンドンブーツ1号2号の田村淳は東京五輪の聖火ランナーを辞退し、指原莉乃は辞退せずに、感染対策を徹底して走った。タレントの聖火リレーやまた五輪はどうあるべきだろうか。

■ランナー辞退の田村淳

田村淳は、聖火ランナーを辞退。その理由としては、当時の大会組織委員会の森喜朗会長の「東京五輪は新型コロナウイルスがどんな形でも必ずやる」という発言に対し、淳が理解できないとし、「延期派」として反応したものだった。

なお淳は、走る予定だった4月5日に愛知県犬山市で、代わりに早朝からYouTubeロケを行っている。

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■指原莉乃の対応

他にも多くのタレントが「スケジュールの都合」などとして聖火ランナーを辞退。多くの国民が五輪開催に反対という中、聖火リレー辞退の行動は賛同を得ることができる。

そのような中、行動が常に注目されインフルエンサーともいえる指原莉乃は、聖火ランナーを敢行。ただし指原は、「ファンが観ることができない場所」を走った。

熱心なファンへの対応を危惧する指原は、「顔を知っている方がそこで待っていたらとても悲しい」と、念を押す2回目のツイート。指原は、当日は周囲を3mの幕で囲われながら走った。

■東京五輪中止の経済損失

オリンピックをやろうと強く主張する立場が存在するのは、結局はこれも経済問題に帰すると思われる。しかし、この経済効果の計算もいくつかの立場が存在するのだ。

無観客でも五輪を開催すれば、中止するよりは被害が小さくて済むとする立場。一方で、コロナ禍前の時点で既に、経済効果の大部分は反映されており、海外客なしで実施するならば中止にしてもさほど変わらないとする立場も有力だ。

■転々とする叩きの標的

いずれにしても無観客なら、それほどの混乱も生じないという判断もあり得るだろう。

5月1日の『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系列)で、三浦瑠麗氏は、 ホストクラブ、パチンコ、飲食、イベント、旅行、K-1などがスケープゴート、すなわち、批判標的の生贄にされてきたことを主張し、東京五輪もその候補とする。

三浦氏は、後にまとめて類似の主張をツイート。確かに何かが標的にされては、そのターゲットが転々としているだけの印象も否めない。野球などの他のスポーツは明らかにやられているのに、五輪だけ槍玉に挙げられてしまう。

■五輪反対は感情か理性か

どんな理由であれ、国民に反対感情が強いならば、東京五輪はもう中止すべきではないかという意見もある。

しかし、長野五輪でももともとは冷めた国民感情からの熱狂へと至ったように、支配的な空気が秩序となる日本社会では、その場の空気を必ずしも絶対視すればよいというものでもない。

とはいえ五輪は、プロ野球の比ではない国内での人々の移動が生じ、コロナ禍では旅行は禁止ではないものの、タイミング次第では新型コロナの蔓延を大きく後押ししかねない。やるにせよ無観客の条件が必須で、結局は中止も一理ある。

■五輪の是非を問える平和

以上の通り、五輪開催の是非は、今のところは非常に微妙な判断となるだろう。ゆえに、聖火ランナー辞退の連鎖反応を食い止める判断を下した指原は、今後の聖火ランナーにとっても、重要な判断だったといえるかもしれない。

しかしながら、現在、コロナ禍の世界状況は、インドなどでの感染爆発が起こっており、これはこれまで被害が小さかったアジア圏においての変化であり、注目される。

これまで通りの、五輪開催の微妙な是非を問うことができるレベルのコロナ禍状況のままであってほしいものだ。

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(文/メディア評論家・宮室 信洋

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