
"返礼品のレプリカユニホームと会見する北広島市の上野正三市長(右)ら=2023年11月21日、エスコンフィールド北海道、佐々木洋輔撮影"
プロ野球日本ハムの本拠地がある複合施設「北海道ボールパークFビレッジ」を活用したまちづくりを進める北広島市が、ファイターズ関連商品を扱う専用サイト「ファイターズふるさと納税」から、ふるさと納税を募っている。
専用サイトは市とFビレッジを運営する「ファイターズ スポーツ&エンターテイメント」(FSE社、小村勝社長)などが連携し、21日に開設した。FSE社によると返礼品はレプリカユニホームや背番号入りTシャツといった応援グッズのほか、観戦チケットに交換できる電子クーポンや新球場「エスコンフィールド北海道」の宿泊施設の利用といった体験型返礼品など計90品用意した。寄付額は9千円から。最高額は300万円で最高級席で試合を観戦できるという。
市には2022年、計2億6761万円のふるさと納税が寄せられた。今年は10月末まで昨年同月比の2倍にあたる約1億3600万円が集まっている。新球場は開業から7カ月間で年間目標の入場者300万人を突破。上野正三市長は「まちは転換期を迎えつつある。ふるさと納税で応援いただき、『究極の地方創生』と位置付けているボールパーク構想を推進したい」と話した。(佐々木洋輔)