明治安田J1第13節1日目(13日、浦和0-0広島、埼玉)浦和はまたしても勝てなかった。0-0のドロー。浦和は5試合連続で引き分けに終わった。
前半14分、DF馬渡和彰(30)が右足で直接FKを決めたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の結果、ゴールが取り消された。これが最後まで響く展開になった。
序盤から攻守が激しく入れ替わる一進一退の攻防になった。シュートは14本(広島は18本)放ちながら、またしてもゴールを割れず、スコアレスドローは3試合連続だ。
リカルド・ロドリゲス監督(48)は、試合前日会見で「広島戦からのホーム3連戦は大事。ここで勝ち点9を積み上げたい。3連勝で選手にうなぎをふるまいたい」と必勝を宣言したが、その目論見も初戦から崩れた。

前半、クロスをあげる浦和・ダヴィドモーベルグ(手前)=埼玉スタジアム(撮影・蔵賢斗)
今季はこれで12試合を終了し、勝ち点12、得点は11と低迷する。3カ年計画の3年目でJ1制覇がクラブの最重要課題。指揮官は開幕前に「優勝するには70得点が必要」と話していたが、攻撃陣の抜本的な見直しが急務になってきた。