バレーボール女子 井上&松井で3連勝単独首位 あうんの呼吸で得点量産 真鍋監督も絶賛「松井に尽きる」

バレーボール女子 井上&松井で3連勝単独首位 あうんの呼吸で得点量産 真鍋監督も絶賛「松井に尽きる」

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2023/09/20
No image

第3セット、松井(右)のトスからバックアタックを決め、喜ぶ井上(10)。左は古賀(撮影・吉澤敬太)

「バレーボール女子・W杯、日本代表3-0プエルトリコ代表」(19日、代々木第一体育館)

B組の4試合が行われ、世界ランク8位の日本は井上愛里沙(28)=日本協会、松井珠己(25)=マリンガ=らの活躍で同19位のプエルトリコに3-0で勝ち、3試合連続のストレート勝ちで同じ3連勝のトルコ、ブラジルを勝ち点やセット率の差でかわして首位に立った。次戦は20日に世界18位のブルガリアと顔を合わせる。プエルトリコは1勝2敗。トルコはペルーに3-1、ブラジルはブルガリアに3-2で勝った。ペルーとブルガリアは3連敗。アルゼンチンはベルギーに3-0で勝ち、ともに1勝2敗となった。

3連勝で五輪切符に前進した。日本は序盤からリズムが悪く、身長192センチを2人擁するプエルトリコの高さのある攻撃も相まって波に乗れなかった。苦しみながら第1セットを取り、迎えた第2セット。2-5と先行される展開から、17日のアルゼンチン戦で17得点した井上、途中出場のセッター松井が流れを変えた。

「ムードがよくなかった。声を出して雰囲気をつくって、丁寧にトスを上げた」と松井は司令塔として4連続得点、続く3連続得点を演出。井上はブロック2枚を吹き飛ばす強烈なスパイクで得点を量産し、第3セットは12点差で圧倒した。真鍋監督は「今日の1戦は松井に尽きる。ムード、リズムを変えてくれた。トリッキーなトスが非常に効果的だった」と大絶賛した。

強化合宿で2人は同部屋。練習で連係の対話は重ねてきたが、井上は「セッターがどう考えてトスを上げているのか知りたい」と部屋でもコミュニケーションを取った。この日は「何となくここで上げてくれるだろうなと感じた」とあうんの呼吸を実感。「一定の高さで上げてくれるので、思いきって打てる」と両チーム最多の24得点と爆発した。

トルコ、ブラジルがセットを落としたことで、日本は単独首位に浮上。20日はブルガリアと対戦する。指揮官は「最終的には勝敗(が順位を決める)。1戦1戦ベストを尽くしていきたい。ブルガリアは身長が高くて、若い選手もいて要注意。1セット目から取りたい」と気を引き締めた。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加