
ビッグモーターの保険金不正請求問題で、金融庁は19日、ビッグモーターに続いて損害保険ジャパンへの立ち入り検査に入った。
【画像】“靴下ゴルフボール”保険金不正請求問題でビッグモーターと損保ジャパンに立ち入り検査
損保ジャパンへの立ち入り検査は、東京・新宿区にある本社で19日午前から始まった。
金融庁は損保ジャパンが一社だけビッグモーターに顧客紹介を再開した経緯や、他の損保会社と比べ、突出して多いビッグモーターへの出向者の役割などを、重点的に調べるとしている。
これに先立ち、金融庁は、保険販売の拠点となっている東京多摩市のビッグモーター多摩店でも、立ち入り検査を始めている。
立ち入り検査は、この他にも複数で行われているとみられるが、金融庁は検査の具体的な場所や規模を明らかにしていない。
SOMPOホールディングスの桜田謙悟会長は9月8日に開いた会見で、ビッグモーターとの関係について「(保険金の不正請求などが)事実なら、どうしてこういう会社とお付き合いすることになったのか、痛恨の極み」と述べていた。
経済部