豚骨王国熊本の老舗「黒亭」で熊本ラーメン。「中華そばSANYO」無化調の鶏清湯、中華食堂「桃源」の餡かけ焼きそば、深夜営業のビブグルマン「らぁ麺 紬」の鶏白湯らぁめんを食べ尽くす。【わざわざ飛行機に乗って麺の旅2022 vol.21熊本(前編)】

豚骨王国熊本の老舗「黒亭」で熊本ラーメン。「中華そばSANYO」無化調の鶏清湯、中華食堂「桃源」の餡かけ焼きそば、深夜営業のビブグルマン「らぁ麺 紬」の鶏白湯らぁめんを食べ尽くす。【わざわざ飛行機に乗って麺の旅2022 vol.21熊本(前編)】

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  • 更新日:2022/08/06
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「黒亭」ラーメン

文と写真/タカヤマコジロー

関連:【画像】老舗「黒亭」昔ながらの熊本ラーメン、中華そばSANYO」無化調の鶏清湯、中華食堂「桃源」の餡かけ焼きそば、「らぁ麺 紬」の鶏白湯らぁめん

なにしろラーメンが好きなもので。
わざわざ飛行機に乗って、熊本にラーメンを食べに行ってきました。

熊本は5年ぶりの旅となる。前回はレンタカーを借り阿蘇、黒川温泉まで足を伸ばしたが、今回は熊本市内、7軒のラーメン三昧。

JAL羽田発熊本行きは早朝から1日8便と便数が多い。羽田を11:30と少し遅めに出発。機内に乗り込むと、前方クラスJ席は国際線仕様のビジネスクラスシートだった。
4月以降、当日アップグレード料金が上がったので、空きがあったのだが…。
ビジネスクラスならプラス2,000円出してもよかったなと、ちょっと後悔。ただ今回も非常口前席で足元広く、隣りも空席だったので快適な空の旅だった。

13時すぎに熊本空港に到着。益城町に位置する空港から市内へのアクセスはバスのみ。高速バスに乗り40分ほど、熊本駅の手前、市街地に近い「熊本町BT(バスターミナル)」で下車する(880円)。
「熊本桜町BT」は2019年に再開発され複合施設「SAKURA MACHI Kumamoto(サクラマチクマモト)」1階に併設する。敷地全体が商業施設、熊本城ホール、ホテル、分譲マンション、シネマコンプレックス、結婚式場、屋上庭園まであり、地下1階の飲食店&フードコートも充実している。

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「SAKURA MACHI Kumamoto(サクラマチクマモト)」

熊本での最初の一杯目はやはり豚骨ラーメン。地下1階に店を構える熊本ラーメンの老舗「黒亭」に。本店は市街地から少し離れているので、バスターミナル内複合施設の店舗は観光客には便利である。

「黒亭 桜町熊本城前店」/サクラマチクマモト

「黒亭」といえば卵黄が2つ入った玉子入ラーメンが有名なのだが、今回はシンプルに「ラーメン」(750円)を注文する。

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「黒亭」ラーメン

豚骨と焦がしニンニクの「黒亭」の独特の香りが鼻を擽る。
スープを啜ると豚頭骨から取ったコクのあるスープ、ニンニクの香ばしさがガツンと広がる。脂は少なく全体はマイルドで旨い豚骨スープだ。

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「黒亭」ラーメン

自家製の中太ストレート麺は、福岡博多の「豚骨ラーメン=極細麺」のイメージとは異なり太めでコシがあり、スープとよく絡む。
創業時から継ぎ足す秘伝のタレで仕込んだ豚チャーシューは歯ごたえがあり噛むと肉の味が滲み出てくる。具材のもやし、きくらげ、ネギのバランスもいい。

昔ながらの熊本ラーメンは納得の味わい。
おいしかったです。ごちそうさま。

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「黒亭」

以前本店で食べた「玉子入りラーメン」は濃厚な卵黄が2つトッピングされてインパクトがある。レンゲ内で少しずつスープに溶かしながら、麺に絡めて食べるとまろやかで旨い。

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「黒亭 本店」玉子入りラーメン(2017)

「サクラマチクマモト」をぐるっと散策。「メゾンカイザー」で朝食用にクロワッサンを購入、歩いて7、8分ほどの「三井ガーデンホテル熊本」にチェックイン。

小雨のなか、夕方、大きなアーケード街をぶらぶらと30分ほど歩き「中華そばSANYO」を訪れる。

「中華そばSANYO」/南坪井町

2019年にオープン、天然素材にこだわった店だ。店はカウンターとテーブルのカフェ風インテリア。ほぼ満席でテーブル席に案内される。メニューは、鶏清湯スープと魚介スープのブレンドの「中華そば」(醤油と塩)、鶏白湯と魚介ブレンドの「醤油」「味噌」のラインナップ。「中華そば(醤油)」(858円)を注文する。

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「中華そばSANYO」中華そば

熱々のスープをひと口啜る。最初は芳醇な醤油の香りと甘味、旨味。じわじわと鶏の旨味が広がり、魚介の支えもよく丁寧にとられたスープは旨い。

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「中華そばSANYO」中華そば

麺は中細のストレート麺。全粒粉を含み小麦の香りよく、コシがありしなやかなでスープとの相性がいい。チャシューは脂身がよく、メンマはあまり得意ではないのだが、こちらのメンマの味付けは秀逸で旨い。

淡麗なスープの旨味の持久力は長く、最後の一滴まで飽きない。
単に化学調味料を使っていないというのではなく、添加物や抗生物質などの肥料を用いていない鶏と豚。減農薬の有機野菜など細部まで食材にこだわった一杯は、喉が乾くことなく、後味がとてもいい。

上品で繊細な中華そば、
おいしかったです。ごちそうさま。

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「中華そばSANYO」

「桃源 銀杏通店」/花畑町

夜はアーケード街に戻り軽く飲んだあと、熊本のソールフードといわれる「太平燕」を食べてみようと中華食堂 「桃源」を訪れる。「太平燕」とは、見ためは長崎ちゃんぽん、麺はヘルシーな春雨麺だという。実はまだ食べたことがない。

カウンター席で、まずはビールを飲みながらメニューを眺める。中華料理店だからメニューは豊富だ。周りのお客さんのオーダーはほとんど、こちらの40年来の名物という「皿うどん」。

確かに隣のお客さんが食べている、揚げたパリパリ麺に餡がかかったちゃんぽん(皿うどん)旨そう!
ところがメニューをよく見るとこちらの名物「皿うどん」は、ちゃんぽん麺を使った焼きそば風。「焼きそば」が、一般的にイメージするいわゆる「皿うどん」のようだ。

本来の目的だった「太平燕」か、それとも名物「皿うどん」か。悩んだ末に「焼きそば(ぱりぱり麺)」を注文する。

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「桃源 銀杏通店」焼きそば

熱々で野菜、肉、具沢山の餡がたっぷりで溢れんばかり。ぱりぱりの麺と絡めて食べると旨い。
徐々に麺が鶏ガラベースのスープ(餡)を吸ってしなやかになり、絶妙なバランスで旨い。ビールにとてもあう。

次回は名物「皿うどん」を!
おいしかったです。ごちそうさま。

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「桃源 銀杏通店」

「らぁ麺 紬」/花畑町

深夜のはしごラーメン。〆は夜から営業がスタートする2018年ミシュラン・ビブグルマンの「らぁ麺 紬」を訪れる。「桃源」の向かいにあるグリーンホテルの地下一階奥に佇む。階段を降り暖簾をくぐると店内は明るく清潔感のある和空間。メニューは、あっさり鶏清湯の「醤油」「塩」。こってり鶏白湯の3種。数量限定の「鶏白湯らぁめん」(950円)を注文する。

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「らぁ麺 紬」鶏白湯らぁめん

きれいな白濁した鶏白湯スープをひと口啜る。塩味ほどよくクリーミーでまろやか。鶏の凝縮された旨味が溢れる。丁寧に抽出された白湯スープは魚介出汁とのバランスもよく旨い。スープは薄すぎず、濃すぎず、ちょうどいい。

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「らぁ麺 紬」鶏白湯らぁめん

パキッと中細ストレート麺は、小麦感があり歯応え食感もよくスープとよく絡み好相性。チャーシューは肉感よくジューシーで旨い。本日4杯目ながら、あっという間に完飲完食。後味も余韻がありながら、スッキリしている。

深夜ビブグルマンで、身体に沁みる鶏白湯。
おいしかったです。ごちそうさま。

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「らぁ麺 紬」

熊本2日目は、豚骨か、鶏清湯か、煮干か。熊本の新しいラーメンに。
次回「vol.22熊本・後編」に続く(2022年8月13日公開予定)

【画像】老舗「黒亭」昔ながらの熊本ラーメン、中華そばSANYO」無化調の鶏清湯、中華食堂「桃源」の餡かけ焼きそば、「らぁ麺 紬」の鶏白湯らぁめん

タカヤマコジロー

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