
羽を広げ飛び立とうとするコウノトリ=三重県鳥羽市の休耕田で、岡村廣治さん撮影
国の特別天然記念物に指定されているコウノトリ1羽が三重県鳥羽市に飛来し、アマチュアカメラマンの岡村廣治さん(75)=同市船津町=がカメラに収めた。岡村さんは「静かに見守ってほしい」と呼び掛けている。
岡村さんによると、コウノトリは4日、市内の雑草が生い茂る休耕田にいるところを近くの住民が見つけた。連絡を受けた岡村さんが現地に出向き、コウノトリを驚かさないようにと望遠レンズで撮影した。盛んに歩き回って餌をついばんでおり、1時間前後で場所替えをしていたという。
兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)の足環(あしわ)カタログによると、2018年5月に福井県越前市で生まれたメスの「こころちゃん」らしい。同公園によると、こころちゃんは今年7月21日に京都府与謝野町で目撃されたという。【林一茂】
毎日新聞