エアカーテン アクリル板より飛沫防げる? 弘前で業者実演

エアカーテン アクリル板より飛沫防げる? 弘前で業者実演

  • Web東奥|東奥日報社
  • 更新日:2021/09/15
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記者室で行った実験。水蒸気は卓上エアカーテンに遮られ、対面席まで届かなかった

新型コロナウイルス感染拡大の原因の一つとされる「マイクロ飛沫(ひまつ)(エーロゾル)」に関し、エアカーテン(空気の壁)が、アクリル板より遮蔽(しゃへい)効果が高いことが14日、卓上型エアカーテンを製造・販売する地場企業3社が弘前市役所の記者室で公開したデモンストレーション(実演)で分かった。

卓上型エアカーテン「シクローネ」を企画・製造・販売するマトリクス(弘前市)の高松輝賢(てるまさ)社長、UNO(黒石市)の宇野禎倫(よしとも)社長、ジョイ・ワールド・パシフィック(平川市)の木村祝幸(のりゆき)社長が、同機の改良版「シクローネ2」の発表に合わせて行った。

シクローネは機体上部に空気の壁を作るとともに、本体前後のファンで空気を吸い込み、紫外線で無害化して上に吹き上げる。神戸大医学部と共同開発した。

改良型は中泊町での実証実験を基に、駆動音を抑える風量調節機能を追加したもの。八戸高専の流体研究室内で行った性能測定によると、吸排気量は最大で人間の呼気の42倍に当たる毎分324リットル、最小で人間の呼気の10倍に当たる毎分80リットルを確保している。吸い込んだ空気は機体上部から天井側に垂直に吹き上げ、横、対面方向に流れなかったという。

実演では、マイクロ飛沫に見立てた水蒸気を吹き付けたところ、アクリル板では対面席に煙は直接届かないものの一定時間滞留。小窓のあるアクリル板は煙が対面席まで直接流れたが、エアカーテンでは対面席まで届かず滞留もしなかった。

高松社長、宇野社長、木村社長は「国内の研究者もアクリル板は逆効果を招く恐れがあるとしており、青森の技術力を結集し、新型コロナ禍に少しでも安心して暮らせるよう、地域貢献したい」と話した。

改良版は15日発売。旧型は医療・福祉施設、飲食店などで約200台が稼働している。

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