内村航平、「ブラックサンダーは勝負飯じゃないですよ。朝は食べていない。水です。勝負水」引退会見(後編)

内村航平、「ブラックサンダーは勝負飯じゃないですよ。朝は食べていない。水です。勝負水」引退会見(後編)

  • スポーツ報知
  • 更新日:2022/01/15
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体操男子で五輪個人総合連覇を含む7個のメダルを獲得した内村航平(33)=ジョイカル=が14日、都内で引退会見を行い、約30年に及ぶ体操人生について語り尽くした。

―チョコ菓子のブラックサンダーが勝負飯。この日の朝食は?

「ブラックサンダーは勝負飯じゃないですよ。お菓子ですから。飯じゃないです。会見を僕は勝負だと思っていないので、そもそも僕は1食しか食べないので。朝、食べていないです。水です。勝負水でやらせていただいています」

―残せてよかったものは?

「残したものって何なんでしょうね。結果以外に何かあるのかな…。でも、結果を残していくことで、その先にある体操を超えた他の競技の選手たちにもリスペクトされるような存在になれたのは、非常にうれしかった。それは別に残したものじゃないので、なんかちょっと違うな。何を残したんすか? 逆に(笑い)。新しくプロというものをつくって、その道をつくれたことも、もちろんそうですね。体操に可能性はまだまだあることを示せた。結果は残したけど、他に何を残したかというと、あんまりまだピンときていない」

―後輩たちへ。

「『体操だけうまくてもダメだよ』ということは伝えたい。やはり人間性が伴っていないと。若い時は競技だけ強ければいいと思ってやってきたんですけど、やっぱり人間性が伴っていないと誰からも尊敬されないし、発言に重みがない。僕は小さい時からずっと父親に『体操選手である前に一人の人間としてちゃんとしていないとダメだ』と言われて続けて育てられたので、その意味がようやく分かった。大谷翔平君、羽生結弦君も、人間としての考え方が素晴らしいなと思うからこそ、国民の方々から支持されて結果も伴っている。そういうアスリートが本物なのかなと僕は思っている」

―特に思い入れのある技。

「一番うれしかった、楽しかった記憶があるのが、『蹴上がり』。技を覚えるのが遅かったので、小学校1年生か入る前に『蹴上がり』を覚えた時の感動は今でも忘れられない。あれがあるからこそ500個ぐらい覚えられた原動力になっている。あれは自分の礎。あとは『リ・シャオペン』と『ブレトシュナイダー』。『リ・シャオペン』は今までで一番難しかったし、一番動画を見る回数も多かったし、考えた。『ブレトシュナイダー』に関してもまさに同じ。試合じゃ1回も落ちていないというのは、1つの技に対してそこまで追い求められるからこそ。答えがないから追い求め続けることが大事なんだということは(下の世代に)言いたい。今後も技は増やしていく予定なので随時、更新していこうかなとは思う」

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