熊本市中央区にある「水前寺公園ペットクリニック」こちらでは全国でも珍しいウサギ専門の動物病院を開設しています。診療に訪れるウサギたちは熊本県内はもちろん、九州各県からも。
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中田院長は、これまで数多くのウサギの診療に携わってきました。
うさぎの病院 中田 至郎 院長「犬や猫と同じような治療を受けさせてあげるというのがコンセプト」
病気やケガの治療だけでなく、爪の手入れや耳のそうじなどの定期ケア、健康チェックなど、様々な種類のウサギがひっきりなしにやって来ます。
こうして病気を予防し、こまめに診ることがウサギは特に重要だといいます。
中田院長「ウサギは基本的に病気を隠すので、病気を発見することが難しい。具合が悪いサインを出し過ぎると他の動物に食べられてしまうので。人が気付くぐらいだったら、かなり状態が悪くなっている。そこが一番の問題」
そして特殊なのは、からだの内側も…
中田院長「お腹のつぶつぶは盲腸。お腹の中全部が盲腸。ウサギは盲腸次第ですね。犬や猫と体の仕組みが全く違う」
意外と知られていないウサギの生態。専門医院ならではの豊富な知識で、飼い主をサポートします。
飼い主「ウサギを専門に診てくれる病院があるのは心強い。詳しいところまでは分からないという病院も多いので」
中には「12歳」人間に置き換えると90歳ぐらいのウサギも通院しています。
飼い主「去年もう亡くなるかもと思ったんですが、先生のおかげで何とか頑張りました。年が越せたので」
そして、ウサギの魅力は何といっても愛らしい姿や仕草。スタッフもみんなウサギが大好きです。
ちなみに院長イチオシの萌えポイントは、おしり。
中田院長「基本はすごく飼いやすいと思う。飼って頂くと、よさがより分かって頂けるかなと」
飼い主「子どものように愛しています」
飼い主「かわいくて癒されています」
飼い主「今年1年、この子とまた頑張りたい」
ウサギと触れ合いたくなったら
自分で飼うことができなくても、ウサギと触れ合える場所があります。高森にある「南阿蘇ふれあい動物園 フェアリーテール」大自然に囲まれた 約1800坪の敷地に様々な動物たちがのびのびと暮らしています。
取材に訪れたこの日はあいにくの雨でしたが、屋内にいる愉快な仲間たちがお出迎え。
南阿蘇ふれあい動物園 フェアリーテール 佐野 典 園長「ポチおいで~。ポチ~」
馬のポチを呼びますが…
佐野 園長「全然やる気がない。雨なのでみんなテンションが低い」
さて、今回の主役である可愛いウサギたちはここでも人気者だそうですが、佐野さん曰く、実は意外な一面が…
佐野園長「ふれあいをする上ではウサギが一番を気をつかいます。ウサギはおとなしいイメージがあるから抱っこしたいじゃないですか。でも、あまり膝の上でじっとできない。拘束されるのを嫌うんです。食べている時だけおとなしい。自由をこよなく愛する子たちなので」
抱っこできるのは比較的おとなしい子どものウサギとのこと。
外の広場では、雨が降っていなければ自由きままに暮らすウサギたちとふれあうことができます。
佐野 園長「動物とふれあって、その動物の気持ちを考えることが一番大事かなと思ってやっているので、それが子ども達の成長につながればいいかなと。見るだけじゃなかなか伝わらないものが、実際に触ってしっかり伝わってくるんじゃないかと思う」
今年は卯年。佐野さんたちも園の盛り上がりに期待しています。
佐野園長「ウサギなりに頑張ってもらえればいいのかなと。ぴょんぴょん跳ねるんでね。ウサギの頑張りで飛躍の年に!」
今年はウサギの事をもっと知って触れ合って、福にあやかってみては?