「春山国会」って何だ!? カラオケ大好き・70代~80代の5姉妹に密着 鹿児島

「春山国会」って何だ!? カラオケ大好き・70代~80代の5姉妹に密着 鹿児島

  • KTSニュース
  • 更新日:2023/09/19
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鹿児島テレビ

9月18日は敬老の日。何歳になっても、趣味や仕事を生きがいにしているという人もいると思います。鹿児島県伊佐市と湧水町に、歌が大好きで、カラオケで絆を深めて元気に生活している、87歳から75歳まで5人の姉妹がいます。

湧水町に隣接する、宮崎県えびの市、京町温泉のカラオケ店。店を貸し切りにし、女性たちが演歌や昭和の歌謡曲を気持ちよさそうに歌っています。

顔やしぐさがそっくりなこの5人。実は…

「長女アイ子です」吉峰アイ子さん(長女・87歳・伊佐市)

「次女イクです」丸山イクさん(次女・85歳・湧水町)

「三女アツ子です」池田アツ子さん(三女・83歳・伊佐市)

「四女マサ子です」石川マサ子さん(四女・77歳・湧水町)

「五女ヨリ子です」崎山ヨリ子さん(五女・75歳・伊佐市)

「ワッハッハ」「これはテレビに出るよ!」

元々は9人きょうだいで、兄と弟4人はすでに他界しましたが、幼いころから仲良しという5人姉妹は嫁ぎ先が近いこともあり、今でも月に5回以上は集まります。

このカラオケのことを旧姓の「春山」にちなんで…

長女・吉峰アイ子さん(87)

「春山国会!春山国会とわたしが名付けたの。なんかかんか人のことを言うよりも、春山国会をするが!(春山国会をするよ!)と」

5人が歌を愛する理由は、5人の故郷と両親にありました。

四女 石川マサ子さん

「父はお酒が好きで、『一緒に歌え!』って言ってね。母の三味線の伴奏で(千昌夫の)『星影のワルツ』とか歌っていました」

姉妹の実家がある湧水町幸田です。

芸事が大好きだった両親の影響で、家は常に歌であふれ、家族や親戚みんなが歌が大好きでした。

毎日のように遊んだ神社でも姉妹で発声練習をしていたそうです。

「せーの、あーー」この日、それを再現してもらいましたが、声量にびっくり!

そして姉妹それぞれの子育てが一段落した30年ほど前から、5人そろってカラオケを楽しむようになりました。

三女・池田アツ子さん

「みんなとこうして明日は何着ていこうかなと。自分の身なりもきれいに。それが一番楽しみ」

次女・丸山イクさん

「お父さん(夫)が死んでから悩んでいたけど、カラオケに行ってものすごく元気になりました」

昭和、平成、令和へと手を取り寄り添うその姿、大空をわたる鳥のよう苦しい時もあったけど、強い絆で乗り越えた5人姉妹。こまどり姉妹の往年のヒット曲「ソーラン渡り鳥」を声をそろえて歌う姿は本当に楽しそうです。

五女・崎山ヨリ子さん

「これからもずっと今まで通り5人で活動したい。『のど自慢に出たいね、5人で』というのが夢です。」

5人姉妹の明るい歌声は、これからも響き続けます。

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