新型コロナワクチンの秋冬接種、20日から 全世代対象に無料で実施

新型コロナワクチンの秋冬接種、20日から 全世代対象に無料で実施

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2023/09/19
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"9月20日から始まる新型コロナワクチンの秋冬接種"

新型コロナウイルスワクチンの今年度の秋冬接種が、20日から始まる。全世代を対象とし、流行している株に合わせオミクロン株の派生型「XBB」系統に対応したワクチンが使われる。重症化や発症を防ぐ効果が期待されるが、接種の推奨は、基礎疾患のある人と65歳以上の高齢者に限られる。全額公費負担の「臨時接種」は今年度で終了するため、全額公費で接種できる最後の機会になる可能性がある。

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今年5月から行われていたコロナワクチンの春接種は、重症者を減らす観点から基礎疾患がある人や65歳以上の高齢者、医療従事者が対象だった。20日から始まる秋冬接種は、生後6カ月以上の全ての人が無料で打つことができる。新型コロナが過去3年、年末年始に流行したことをふまえ、今冬の流行に備えたものだ。

使われるのは、米ファイザー社製や、米モデルナ社製のmRNAワクチン。いずれもXBB対応ワクチンで、現在流行している「EG.5」系統や、東京都で今月初めて確認された「BA.2.86」系統に対して細胞への感染を防ぐ力を示す「中和活性」が確認されたとされる。

米疾病対策センター(CDC)は、入院や死亡を予防するとして、生後6カ月以上のすべての人にXBB対応ワクチンの接種を推奨している。

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