【野球】退任のDeNA・ラミレス監督 対照的だった攻守での采配

【野球】退任のDeNA・ラミレス監督 対照的だった攻守での采配

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2020/11/22
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最終戦を前に南場オーナー(右)と握手を交わすラミレス監督=11月14日

5年間、DeNAの指揮を執り、3位、3位、4位、2位、4位と3度のAクラス入りに貢献したアレックス・ラミレス監督(46)。采配は攻撃時、守備時で対照的で、見る側の感情を揺さぶるような特異性があった。

攻撃時は動かざること山のごとし。犠打数は5年連続、盗塁数は2年連続リーグ最少で、足や小技でかき回す攻撃は少なかった。球場や相手投手との相性で起用した選手の打撃を信じ、ベンチで鋭い視線をフィールドに送っていた。

小細工不要と言わんばかりの豪快な攻撃が魅力的だった。今季チーム打率、チーム本塁打数はリーグトップ。流れに乗った時の打線はどんな投手でも止められないような破壊力があった。

一方、守備時の采配は攻撃と対照的だった。先発投手を早めに見切り、次々とリリーフをつぎ込んだ。とにかく動く。ピンチを迎え形勢不利とみれば、その打者を申告敬遠し、次で勝負という場面も多かった。

ラミレス監督は先発投手がペース配分することを認めない方針で、「1イニングずつ、1球1球を全力で投げてほしい」と要求していた。球数がかさみ、少しでも球の力が落ちていれば降板となり、実績のない若手投手は好投していても5回で代えられるということが少なくなかった。申告敬遠を多用したのもそうだが、攻撃時の采配のように、もう少し投手を信頼してもいいのでは…と、もどかしく感じていた。

それでも南場オーナーが今季最終戦の後、「負けることが決して当たり前じゃないといいますか、このような順位でいることがとても悔しいというチームにこの5年で進歩した。その貢献について心から感謝しています」と話したように、5年で3度のAクラス入りという結果を残したラミレス監督。退任直後からユーチューバーとして新たな活動を始めており、今後も野球界に話題を提供してくれそうだ。(デイリースポーツ・山本航己)

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