4月からレギュラー急増のぺこぱ ブレーク1年でも飽きられないワケ

4月からレギュラー急増のぺこぱ ブレーク1年でも飽きられないワケ

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  • 更新日:2021/04/08
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お笑いコンビ・ぺこぱ。左からシュウペイ、松陰寺太勇(C)朝日新聞社

お笑いコンビ・ぺこぱの勢いが止まらない。4月から「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)の金曜日新レギュラーとして出演し、子ども向け番組「天才てれびくんhello,」(NHK・Eテレ)にもレギュラーとして生放送回に登場。さらに、関西ローカルではあるがMCを務める新番組「キミもマンガの主人公 週刊ケッカマチ」(ABCテレビ)もスタートする。

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「M-1グランプリ2019」(テレビ朝日系)での“ノリツッコまない”漫才で注目を集め「誰も傷つけない笑い」という斬新な芸風で知られるぺこぱ。出始めの頃はキャラ受けという側面もあり、飽きられそうな要素もあった。が、ブレークから1年を超えてもレギュラー番組が増加しているところを見ると、結果的には、同じM-1でチャンピオンに輝いたミルクボーイより売れたと言ってもいいだろう。

「芸風が今の時代の感覚に合っていたというのはありますが、同時に2人の異なる性格が視聴者に浸透したことも大きいでしょう。まず、ツッコミ担当の松陰寺太勇(37)はメーク姿が印象的ですが、中身は意外としっかり者。正月の生放送のネタ番組では、MCが『続いてはバイきんぐさんです。どうぞ!』と進行するも、準備ができていないというハプニングが発生。これに松陰寺は『俺に任せて! 時を戻そう!』と、お決まりのフレーズで笑いに変え、SNS上では、『仕事できる人』『頭の回転が速い』と称賛の声が集まっていました。さらに、『ダウンタウンDX』に初出演した際、松本から『(初出演なのに)爪痕を残したんじゃないの?』と声をかけられたそうで、先日放送された同番組で『あの一言で1年間頑張れた』と、真面目に振り返っていました」(テレビ情報誌の編集者)

最近はファンデーションの明るさやアイシャドーの濃度を少しずつ落とし、素顔に近づけていると明かした松陰寺。テレビ番組での対応力だけでなく、今後の展開も考えているということだろうか。

また、1月12日に放送された「ロンドンハーツ」(テレビ朝日系)では、松陰寺は将来、報道番組をやりたいという願望を明かしている。ブレーク前のツイートで「どこの神社にお参りするより緊張する、それが靖國神社」「英霊の安らかなご冥福をお祈り致します」という、政治色を感じさせるつぶやきが話題になったこともある。

社会に対して自分の意見を持っているのはいいことだが、過去にはお笑いコンビ・8.6秒バズーカーが、コンビ名の「8.6秒」が原爆投下と結び付けられるという臆測が広まり“反日芸人”の疑惑を持たれ、SNSなどで炎上したこともある。そんな政治色がマイナスに作用し、思わぬところで足をすくわれないかという点は心配になるが……。

「相方のシュウペイ(33)の存在によって硬くなりすぎず、バランスが取れています。シュウペイは母性本能をくすぐるようなタイプで、例えば、『スッキリ』(日本テレビ系、1月13日放送)では、以前にテレビで『難しい漢字が得意じゃない』と話したところ、漢字全てにふりがなをふったファンレターが女子高生から届いたと話していました。また『ゴッドタン』(テレビ東京系、2020年7月11日放送)では、松陰寺がシュウペイについて、『3行以上のせりふを覚えられない』と告白。ネタを書くときはシュウペイのセリフが3行以上にならないように気を付けているそうです。そんな人柄はコンビの良い中和剤になっているのでしょう」(同)

■第7世代いちの苦労人

さらに、シュウペイにはもうひとつ意外な一面を持っている。女性誌の芸能担当記者は言う。

「シュウペイは“生きがい“と公言するほどKinKi Kidsの大ファンなんです。KinKi Kidsの番組でサプライズとしてリモートで本人たちと対面した際は、『え? 何? どういうこと?』とパニックになり、顔が真っ赤になるほど大号泣。松陰寺が『芸人のリアクションをしよう!』と突っ込むも『できないよ~』と返し、『芸人として頑張って良かった』『KinKi Kidsが大好きでよかった』と感激してました。しっかり者の松陰寺と、何をしても憎めない、愛されキャラのシュウペイという2人のバランスはとてもいいと思います」

お笑い評論家のラリー遠田氏も、ぺこぱをこう評価する。

「ミュージシャン志望でもある松陰寺さんと元ギャル男のシュウペイさんは、いい意味で芸人っぽくない親しみやすい雰囲気があり、そんな2人が必死でがんばっている姿が好感を持たれています。第7世代の若手芸人と同列に扱われることも多いのですが、ぺこぱはフリーで活動していた時期もあり、現在の形になるまでに芸風をコロコロ変えていた苦労人でもあります。苦労を重ねてきた分だけにじみ出る人間味が彼らの魅力になっています。個人的にはラジオで2人だけで話しているときの和気あいあいとした雰囲気が非常にいい。ラジオでは意外とシュウペイさんが会話の主導権を握って、中心になって話をしたりするのも面白い。4月から『ぺこぱのオールナイトニッポンX』というラジオのレギュラー番組も始まったので楽しみです」

M-1から注目しているファンにとっては、バラエティー番組での立ち振る舞いがどんどんうまくなっていくところも、応援したくなる要因だろう。今後も人気は続きそうだ。(丸山ひろし)

丸山ひろし

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