
"会議であいさつする立憲民主党大分県連代表の吉田忠智参院議員=2023年3月19日午後6時、大分市中央町4丁目、白石昌幸撮影"
立憲民主党大分県連は19日、参院大分選挙区補欠選挙(4月23日投開票)に、県連代表の吉田忠智参院議員(67)=比例区=を立候補予定者とすることを決めた。県連は20日に党本部に公認候補として上申する。国民民主や共産、社民との「野党共闘」をめざす。
吉田氏は常任幹事会後の取材に「短期決戦のなかでどう戦っていくのかという方法論で会議に時間を要した。全力で参議院補欠選挙を戦い抜いてまいりたい」と語った。
吉田氏は自治労出身で、元大分県議。2010年に参院比例区で、社民党公認で初当選。20年に立憲に合流している。
今回の補選は、大分県知事選(4月9日投開票)に立候補表明した、安達澄(きよし)参院議員(53、無所属)の議員辞職に伴うもの。
自民党は、同党大分県連の公募で選ばれた東京・銀座のクラブ「稲葉」オーナー白坂亜紀氏(56)を公認しており、与野党対決の構図となりそうだ。市民活動家で元別府市職員の小手川裕市氏(55)も立候補の意向を表明している。(白石昌幸)