水害の車両避難所に工業団地 (福島)

水害の車両避難所に工業団地 (福島)

  • KFB福島放送
  • 更新日:2022/06/23
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県内各地で水害に対する備えが行なわれていますが、いわき市は台風被害を教訓に、全国的には珍しい、車で避難できる場所を確保しています。いわき市が取り組んでいるのは、好間工業団地に連なる企業の敷地を活用した、車での一時避難所の確保。高台にある好間工業団地で、市が管理する広場をはじめ、工業団地の事業者と提携し、敷地を災害時に開放します。市はこれまでに18社と提携を結んでいて、市の施設と合わせると、工業団地内には、1千600台の乗用車が避難することが出来ます。この取り組みのきっかけとなったのは、2019年の東日本台風の教訓でした。いわき市は東日本台風で、夏井川が氾濫・決壊し、川沿いの地区が水に浸かりました。関連死を含めて14人が死亡、約6千700世帯が床上浸水するなど大きな被害を受けました。水害が起きた地区は、高い建物が少なく、垂直避難が難しいのが課題となっていました。コロナの影響で車中避難が進む中、好間工業団地はこうした地区から近いため、車ですぐに逃げられます。市の取り組みに協力したほとんどが、東日本大震災や台風で被害の経験がある事業所で、水害に対する理解を示してくれることも、取り組みが進む理由の1つです。市は他の工業団地でも、車での一時避難所の確保を進めたい考えです。

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