【KNOCK OUT】元ボクシング日本王者を迎え撃つ白幡裕星「僕は逃げも隠れもしないので、気持ちでぶつかりにいきたい」

【KNOCK OUT】元ボクシング日本王者を迎え撃つ白幡裕星「僕は逃げも隠れもしないので、気持ちでぶつかりにいきたい」

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  • 更新日:2021/06/11
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2021年6月12日(土)東京・新宿FACE『SACRED FORCE presents KNOCK OUT-EX』のメインイベントで、プロボクシング元日本ライトフライ級王者・悠斗(東京町田金子ジム)と対戦するKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者・白幡裕星(橋本道場)のインタビューが主催者を通じて届いた。

白幡はアマチュアで多数の経験を積み、2018年10月にプロデビュー。2019年12月1日にはMuayThaiOpenスーパーフライ級王座決定戦に臨み、判定勝ちで見事王座に就いた。2020年2月のREBELSでは老沼との王者対決を行い、延長戦にもつれ込む接戦の末に惜敗。8月大会では老沼に挑戦経験のある濱田巧、12月大会では元REBELS-MUAYTHAIフライ級&スーパーフライ級王者・松崎公則を破り、今年2月の老沼とのタイトルマッチでの再戦でリベンジを果たして王座奪取。戦績は10勝2敗1分。

チャンピオンとして他団体に負けたくない

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──今回、悠斗選手との対戦となりました。想定にない相手だったと思いますが、話が来た時はどう思いましたか?

「悠斗選手のことが全然分からなかったんですけど、調べたらボクシングのチャンピオンだったので、僕が言うのも何ですけど、いい相手だなと思いました。注目を浴びられるカードだなと」

──相手の映像などはどれぐらい見ましたか?

「ボクシングの試合もキックの時の試合も、何試合かずつ見ました。ボクシングに転向したぐらいだからパンチだけの選手かなと思ったんですけど、キックの時は蹴りも丁寧ですし、普通にキックボクサーだなと思いました。ボクシングの試合は、スピードが速くて攻撃が鋭いなと。バックステップも速かったですね」

──その映像を見る限りでは、相手として噛み合いそうですか?

「うーん……まあでも、道場でいろんなタイプの選手と練習しているので、試合しながら対応できるだろうと思っています」

──特に警戒するところは?

「基本的に全部警戒してるんですけど、一番気をつけたいのは、集中力を切らさないことですかね」

──前戦は2月の後楽園ホール大会で老沼隆斗選手を破ってREBELS王座(後にKNOCK OUT-RED王座に移行)を獲得したわけですが、集中力という意味ではうまくできた試合でしたか?

「そうですね…ただ、あの日もけっこうできなかったところはあって、そこを強化してきたので、今回はもっと進化した姿を見せられると思います。そういう穴をなくす作業と、スタミナ練習、フィジカル面、全てやってきました」

──今回の相手に対抗するのに、一番の武器は何ですか?

「僕は相手どうこうよりも自分次第だと思っていて。橋本道場の練習が日本一だと思っているので、その練習を生かすか殺すかは自分次第ですよね。ただ相手はボクシングの元チャンピオンですけど、僕は『KNOCK OUT』のチャンピオンなんだぞというところで、そういう部分でも負けたくないなと思っています」

──チャンピオンとしての初戦にもなります。そこで「こういう試合を」というのはありますか?

「前回の試合は、僕の身内しか楽しめない試合だったと思うんですよ。作戦に徹していたので。でも今回はメインイベントでもありますし、いろんなプレッシャーを自分の力に変えたいなという感じです」

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──プレッシャーというのは、チャンピオンとしてだったり、メインイベンターとして?

「そうですね。まあ、あんまり考えないようにはしてるんですけど、やっぱりそういうプレッシャーはあるので。でも、それはチャンピオンにならないと味わえないものだと思うし、僕はずっと味わってこなかったので、『チャンピオンになってからが大変』というのはこういうことなんだなと感じてます。まあでも、今回は僕が勝ちます」

──今回の試合は当初5月22日の大会で行われることが発表されて、同大会のカードはほとんどが7月の後楽園大会にスライドされた中、このカードは新宿FACEになりました。その理由は?

「理由はいくつかあるんですけど、できるだけ早く試合がしたかったのと、自信もあったので、コロナ禍の中で会場を選んでる場合じゃないなと思って。僕が初めてタイトル(MUAY-THAI OPENスーパーフライ級)を獲ったのも新宿FACEなんですよ。だから『KNOCK OUT』のチャンピオンになって一発目が同じ新宿FACEだったら縁起もいいなと思って」

──そうなんですね。『KNOCK OUT』のチャンピオンになって、橋本道場の歴代を含めた多くのチャンピオンに、並んだという実感はありますか?

「いや、まだまだだと思います。(安本)晴翔先輩も『KNOCK OUT』のチャンピオンだし、同じチャンピオンでもこんなに差があるんだというのは改めて思いました。チャンピオンになったからといって練習を甘くしたりはしてないですね。今まで以上にやってきたつもりです」

──橋本道場では、5月22日の後楽園大会で花岡竜選手もいい勝ち方をしました。同じ階級ですし、刺激にもなったのでは?

「そうですね、年も近いですし。年は僕が上ですけど、道場の中では先輩だと思ってますし、僕が倒せなかった松崎公則選手に切って勝っているので、意地を張らずに、『どうやったのか』とか『どういう作戦で勝ったのか』とか、アドバイスはもらってます」

──そうなんですね。そういう意見交換みたいなことは、橋本道場では日常的に行われているんですか?

「以前は僕も意地を張って、自分のスタイルを貫こうとしていたんですけど、それじゃやっぱり上には行けないなと思って。こんなにプロの選手が揃っているジムって、他にはなかなかないと思うので、いろいろアドバイスをもらったりはしてます。晴翔先輩の場合は、スパーリングをして『ここがよかった』ということを言ってくれますし」

──もちろん今は目の前の試合に勝つことが大前提だと思いますが、チャンピオンとして、その先のビジョンが広がったりはしていますか?

「ありますね。特に今回は53kg契約で、『KNOCK OUT』にはその階級はないんですけど、他団体でこの体重のトーナメントが複数あるじゃないですか。チャンピオンとして他団体に負けたくないなと思うし、対抗心はありますね。刺激になりますし、燃えますね」

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──そういう気持ちも込めて、今回はどんな試合をしたいですか?

「魅せる試合をしたいですね。あんまり気負いすぎないように、自分のスタイルは崩さないようにしたいですけど、パンチが強い相手に対して記者会見では『打ち合わない』って言ったんですけど、気持ちでぶつかりたいなと思ってます」

──単純にパンチで対抗するというわけではない?

「まあそれは試合の時のお楽しみで、打ち合っちゃうかもしれないし、やってみないと分からないですけど。でも僕は逃げも隠れもしないので、気持ちでぶつかりにいきたいと思ってます」

──現状で、自分のパンチへの自信はどれぐらいありますか?

「まあ……70%ぐらいですかね。当たれば倒せるかなという感じです。予感というか、何の根拠もないんですけど」

──でも手応えはあるわけですよね? それを試してみたくなったりは?

「しますよ。自信を持ちすぎるのもよくないですけど、自信がある時は打ち合いにもいきますし、練習のスパーリングでもパンチが多めなので」

──試合でもスイッチが入れば?

「そうですね、試合なのでスイッチは確実に入るので。いいか悪いか分からないですけど、そうなったらいきます」

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──ちなみに、以前にお話を伺った時に苦労していた運転免許証は、その後どうですか?

「無事取れて、試合後に車が届く予定なんです」

──おめでとうございます! じゃあ試合後はお祝いドライブじゃないですか!

「まあ、今は勝った時のことを考えてたら負けだと思うので、試合に集中します」

──失礼しました(笑)。でも勝って存分に乗り回せることをお祈りしています!

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