福島の原発事故被災地の現状を伝える 写真パネル展 東京・新宿

福島の原発事故被災地の現状を伝える 写真パネル展 東京・新宿

  • 産経ニュース
  • 更新日:2023/03/19
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写真展「福島を正しく伝える写真パネル巡回展~大地と人の力~」

東京電力福島第1原発事故の被害で避難指示が出た福島県の被災地の事故前後の様子を伝える写真展「福島を正しく伝える写真パネル巡回展~大地と人の力~」が16~19日、東京都新宿区の早稲田奉仕園内の早稲田スコットホールギャラリーで開かれた。

写真展は被災地の記録収集などに取り組むNPO法人「未来といのち」(小西由美子代表)が主催。福島県内の被災地で住民などが撮影した写真78点を展示した。事故前の暮らしが分かる写真のほか、事故後の無人となった地域を動物が歩く様子なども紹介した。

最終日の19日には、現在も避難が続く飯舘村長泥地区の区報や記録誌の編集など、地域継承活動をサポートする新潟県立大の山中知彦教授の講演も行われた。

山中教授は、チェルノブイリ原発事故の被災地の視察を通し、住民意識に関し「福島とチェルノブイリは時間差はあるものの同時期に同様の傾向が見られた」と解説。「チェルノブイリの変化は今後、福島の住民意識を考えるにあたり重要な意味を持つ」と話した。

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