亥(いのしし)年
1月13日(水)~2月11日(木)の運勢

運気は少々不安定。そして心持ち次第で、良くも悪くもなるひと月です。
公私とも、あなたの振る舞いが物事の結果を左右します。
この時期の課題は、理性と感情のバランスをいかにとるか。
理性が優勢となっていると、データを優先し、人々の気持ちの部分を無視したルールを決めたり、コスト第一の節約生活で、味気ない暮らしになってしまいがち。
感情が優勢になっていると、カッとなって暴言を吐いてSNSを炎上させてしまったり、思いに任せて意中の相手にしつこくアプローチしてしまったり……という結果に。
そんななか、特に注意したいのが、衝動的な言動による失敗です。
上司の態度にブチ切れて辞表を突きつけてしまったり、パートナーの心ないひと言に離婚を決意したり……という事態を引き起こしてしまいそう。
何かと極端な方向に走りがちなので、答えを急がず、熟考したうえで決断を。
とりわけ恋愛や人付き合いの場面では、感情が先走りがちです。気持ちが波立ったとしても、その場その場で感情を吐き出すのではなく、いったん飲み込むこと。
どうにも不満で仕方ないときは、問題を理性的に解決する方法を探ってください。
“大人な対応”の訓練期間だととらえ、この機会に、賢い立ち回り方を身に付けましょう。
健康面で注意したいのは、手足の冷えと皮膚トラブル。
血行が悪くなっている可能性があるので、兆候があったなら、運動、ストレッチやマッサージ、半身浴などで血行促進を。
この時期、相性がいいのは、寅(とら)、卯(うさぎ)、未(ひつじ)年。
距離を置いたほうがいいのは、巳(へび)、申(さる)、亥(いのしし)年の人。
吉方位は、北と南。避けたほうがいいのは、東と西。
※次回更新日は2月9日(火)
※台湾の占いは旧暦が基本。旧暦と西暦で干支が変わる人もいますが、ここでは西暦での干支でみられるように占っています。
亥(いのしし)年
神鳥さんが授けるお守りアイテム
「三脚蟾蜍」と呼ばれる、3本脚のヒキガエルがお守りに。
2本の前脚で財をかき集め、1本の後脚でその流出を食い止めるとされ、中華圏では招財の吉祥物として親しまれているカエルです。
口にお金を咥えているのが一般的で、足元におびただしいまでのお金が配されているものも。
また、3本脚で立つ姿は、王位の象徴でもあった中国古代の土器“鼎”を思わせることから、ビジネスの発展にも効果があるとされ、日本の招き猫のように、お店の入口に飾られるなどして取り入れられています。
日本の通販サイトでも手頃な価格のものが見つかるので、実物を飾るのが理想的。その際は、カエルの口を外に向けるのがポイントです。
写真で代用する場合は、デスクマットに入れる、折り畳んでお財布やバッグに入れて活用します。
3本脚のカエルを眺めることで、理性と感情のバランスが開運の鍵であることを思い出しましょう。
この時期のラッキーカラーは、黒と赤。避けたほうがいいのは、白、緑、黄色。
※次回更新日は2月9日(火)
亥(いのしし)年・基本性格
何事にも真っ正面から向き合っていく熱い人。
初志貫徹をモットーとし、一度決めたことは、着地点までやり抜く気概と根性の持ち主です。
真面目な性格で、人に対しても、仕事に対しても常に誠実。
当初の約束を果たすのはもちろん“もう少し○○なほうが喜ばれるかも……”と思ったなら、力を尽くし、プラスαのものを差し出すことでしょう。
最善の結果を出すためなら、損得勘定抜きでついつい頑張ってしまうタイプで、サービス残業をいとわない人も多いのでは。
そんなふうに生真面目で熱い人ではありますが、堅苦しい雰囲気はなく、明るく思いやりにあふれ、どちらかというと楽観的。
また、相手の立場を慮った言動ができ、友人のために奔走することもしばしば。
人を信じることができる純粋さをもって、良好な人間関係を築くことでしょう。
悟明老師(ウーミン ラオシー)
「易屋軒命理」算命師。祖父の代から続く占術家で、一子相伝の奥義を受け継ぐ。占い歴は25年。本サイトでは東洋の占星術「十二太歳宮理論」に基づく干支の運勢を「鳥卦」によって詳細に解説。
台北市饒河街夜市内(饒河街220號の前)での鳥占いは、連日、長蛇の列ができる人気ぶり。生まれ年と質問を伝えると、神鳥が中国タロットのカードをついばみ、先生が解読。探し物が見つかるとのクチコミ多数。
鑑定は17時30分~23時まで。鳥卦(約10分)は、一問につき300元。通訳を希望すれば、専属の通訳者がネット電話ごしに説明してくれる。鳥卦以外にも紫微斗数、四柱推命などのパーソナルな占いの依頼も可能。電話番号:0930-763-546(中国語対応)
文=堀 由美子
イラスト=さじきまい
悟明老師