【CSMVPが振り返る頂上決戦】セバスチャン・サイズ(当時千葉ジェッツ/現アルバルク東京)「人生初のMVPだったので...」

【CSMVPが振り返る頂上決戦】セバスチャン・サイズ(当時千葉ジェッツ/現アルバルク東京)「人生初のMVPだったので...」

  • バスケットボールキング
  • 更新日:2022/05/14
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2020-21シーズンのCS MVPに選出されたサイズに当時を振り返ってもらった[写真]=B.LEAGUE

Bリーグ王者を決める戦い「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2021-22」が13日に幕を開ける。熱を帯びたレギュラーシーズン以上に激しい戦いが予想される中、バスケットボールキングでは歴代のチャンピオンシップ MVPへのインタビューを実施。2020-21シーズンのMVPに輝いたセバスチャン・サイズ(当時千葉ジェッツ/現アルバルク東京)に話を聞いた。

取材・文=峯嵜俊太郎

◆「大勢の前でプレーするのは選手として一番の宝」

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大舞台を前にしても「緊張は全くしない」と語るサイズ[写真]=B.LEAGUE

ーー2020-21シーズンは、サイズ選手がサンロッカーズ渋谷から千葉ジェッツに移籍したシーズンでした。

サイズ 千葉は優勝候補に名乗りを挙げるクラブで、自分としても一つでも多くのタイトルを狙うという目標を胸に刻んで臨んだシーズンでした。一方でプレッシャーは全く感じず、リバウンドと勝負所での得点という自分の役割を全うし、勝利に貢献することだけを考えていました。

ーー新型コロナウイルスの影響により、千葉はシーズン終盤に過酷な連戦を余儀なくされましたが、CSを迎えるにあたって心身のコンディションはいかがでしたか?
サイズ かなりタイトなスケジュールでしたが、負ける気は全くしませんでした。CSに入ってからもそれは変わらず、チームとしても個人としても、非常に自信を持ってファイナルまで突き進みました。

ーー体のコンディションも良かったのでしょうか?
サイズ 自分もそうですし、チーム全体としても良かったです。コロナの影響で試合を休んでいた時期に、溜まっていた疲労を回復することができましたし、ケガ人も復帰しました。あの時期にしっかりと調整できたことで、チームのパフォーマンスはかなり向上したことを覚えています。

ーーそうしたなかで迎えた宇都宮ブレックスとのファイナル。緊張はありましたか?
サイズ 自分はビッグゲームを前に緊張することはほとんどありません。逆にエキサイティングな試合を前に、ワクワクとした気持ちが湧いてくるタイプです。ファイナルのアリーナで、大勢のファンの皆さんの前でプレーすることは選手として一番の宝ですから。楽しみながら、何がなんでも勝つという気持ちでプレーします。

◆「あの熱狂的な雰囲気は、正しくファイナルという感じ」

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FINALでも圧倒的なリバウンド力を披露したサイズ[写真]=B.LEAGUE

ーーサイズ選手は1戦目で6つのオフェンスリバウンドを含む16リバウンドと存在感を発揮し、85-65での勝利に貢献しました。

サイズ 自分たちは高い集中力を保ち、しっかりと準備した結果、1戦目は本当に素晴らしい試合内容で勝つことができました。逆に宇都宮は川崎ブレイブサンダースとのセミファイナルを経て、少しの疲労とそれに伴う準備不足の面があったと思います。それでも、2戦目では本当にハードなプレーで向かってきて、結果として1勝1敗に持ち込まれることとなりました。

ーーそうして迎えた第3戦。すべてが決まるこの試合、会場の雰囲気はいかがでしたか?
サイズ かなり多くのファン・ブースターの皆さんが入っていて、その熱狂的な雰囲気は非常に印象に残っています。正しく、“ファイナル”という感じで、あのような環境でプレーすることに選手として最高の気分を感じていました。

ーー試合は72ー61で千葉が勝利しました。サイズ選手は試合時間残り38秒に、シャノン・ショーター選手のこぼれたシュートをティップインする形でリードを5点に広げる得点を決めましたが、勝負どころで冷静さを保てた理由は?
サイズ やはりクロスゲームになりますと、一つのリバウンド、一つの得点がビッグプレーとなるので1秒たりとも気が抜けません。あのショーター選手のシュートの時は、ボールをずっと見てどこに落ちるのかを予測して動いていたので、ライアン(ロシター)と競り合いながらも決めきることができました。この集中力が一つのキーポイントかなと感じています。

◆「あまりにもエキサイトしてしまい…」優勝後に起きた事件

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リバウンドはもちろん、得点面でもチームに大きく貢献[写真]=B.LEAGUE

ーー3試合で40得点31リバウンドを記録したサイズ選手は、結果としてチャンピオンシップMVPを受賞しました。

サイズ 人生で初めてのMVP受賞でしたので、本当にうれしかったですし、チームに貢献できたという達成感もありました。最初のMVPがチャンピオンシップのMVPでしたので、本当に特別な瞬間でした。ただ、優勝の興奮のなかで写真撮影などをしている間に、そのトロフィーを壊してしまったのは苦い思い出です(笑)。チーム全員がハードにプレーして、最後の最後に迎えた勝利の瞬間、あまりにもエキサイトしてしまい起こってしまった事件でした(笑)。

ーー今シーズン、サイズ選手はアルバルク東京の選手としてCSに出場します。大会への意気込みはいかがですか?
サイズ やるべきことは同じです。ベストを尽くすのみ。チームにはケガ人もいましたが、その間に吉井裕鷹選手や平岩玄選手といった若い選手がステップアップして、チャンスを最大限に生かしてプレーしていました。このメンバーでシーズンを戦ってきて、非常に自信もありますし、手応えも感じています。CSでも優勝目指して、最後の最後まで諦めずに戦いたいと思います。

ーー若い選手の場合、ビッグゲームを前にどうしてもナーバスになってしまうことはあると思います。そうした時にアドバイスを送るとしたら?
サイズ 若い選手はあまり経験がないので、ナーバスになってしまうのも当然だと思います。一つ言えることは、やはり信じること。今まで自分が努力して、練習で積み重ねてきたことを信じて、すべて出し切ることです。自分を信じ、チームメートを信じ、そして結果を恐れずに一つひとつのプレーでベストを尽くす。その結果がどのような形になるかはまだ分かりませんが、自分を信じて、ベストを尽くすことができれば、必ず今までの練習の成果が試合で発揮されると思うので、この2つは若い選手に伝えたいです。

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新天地となるA東京でも優勝を目指す[写真]=B.LEAGUE

【動画】2020-21シーズンのファイナルをハイライトでチェック

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