佐久間由衣が語る「悩みと食」1日何食でも行ける「カレーの効果」とは

佐久間由衣が語る「悩みと食」1日何食でも行ける「カレーの効果」とは

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2022/01/15
No image

カレーの魔法にかけられて

長い手足に、黒目がちのベビーフェイス。昨年は、女優として、「ひきこもり先生」、「彼女はキレイだった」「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」「最愛」と、次々に話題のドラマに出演していた佐久間由衣さん。撮影のときのしなやかな動きも、インタビューのときのくしゃくしゃの笑顔も、何もかもがナチュラルで魅力的だ。

No image

撮影/山本倫子

さて、「食」をテーマにした今回のインタビュー。大のカレー好きだという彼女に、カレーの魅力を語ってもらうと、佐久間さん自身のカッコよさの源である“健やかさ”には、3つの“カレーマジック”があることに辿り着いた。

「家族は、両親と私、妹、末っ子が弟の5人家族で、みんな食べることが大好きなんです。子育てをするときの両親のモットーは、『食事だけは子供に我慢させない』『美味しいものをお腹いっぱい食べさせる』だったみたいで。お陰で、食べたいものを食べたいだけ食べてしまう、食欲については歯止めのきかない大人になってしまいました(笑)。
ただ、私の大好物である母のカレーだけは、毎日が食べたくても、『毎日はダメ』と作ってくれなかった。19歳で実家を離れて一人暮らしを始めたんですが、以来、自分の食べるものを自分で選択ができて、大好きなカレーを毎日食べても、1日2食カレーでも、誰にも怒られなくなりました」

そこで、カレーマジックその1が発動される。仕事の現場で、何気ない雑談のときに、「私、カレーが好きで。美味しいカレーのお店、知っていますか?」と聞くと、初対面の人とでも会話が盛り上がることに気づいた。

「一人暮らしを始めてから、自宅でカレーを作っても、母のカレーには到底敵わない。それで、必然的に『お店カレーを開拓したい!』熱が加速していったんです(笑)。最近では、『最愛』チームの吉高由里子さんや井浦新さんにも、おすすめのカレー屋さんを教えていただきました。最近は(コロナ禍になって)デリバリーの方が多いですが、以前は、一度気に入ったお店には、教えてくださった本人よりも通い詰めることが多くて、よく、その先輩や共演者の方に『そんなに行ってるの?』って引かれていました(笑)。5年ぐらい前から、ずっと好きなのは、中目黒の香食楽さんですね」

No image

撮影/山本倫子

佐久間由衣(さくま・ゆい)
1995年3月10日生まれ。神奈川県出身。2013年、ViViの公開オーディションでグランプリに選ばれ、専属モデルとなる。15年、「トランジットガール」でドラマ初主演。17年、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」に有村架純演じるヒロインの幼馴染役で出演。ViViモデルを卒業し、女優業に専念する。19年、映画「“隠れビッチ”やってました。」で映画初主演。同年の東京国際映画祭で東京ジェムストーン賞を受賞する。21年11月写真集「佐久間由衣 写真集SONNET 奥山由之撮影」が刊行された。出演したWOWOWオリジナルドラマ「ヒル」が3月より放送予定。

荒ぶっていた気分をカレーで落ち着けることも

食いしん坊なのに、スレンダーな体型を維持できているのは、「スパイスカレーがヘルシーだからかもしれないです」と佐久間さん。カレーマジックその2は、大量に食べても案外太らないということだ。

「小麦粉の入ったクリーミーでリッチな欧風カレーも好きですが、ここ数年は家では絶対作れないようなスパイスカレーにハマっているので、食べ過ぎて胃が持たれるとか、そういうことは全然ないです。カレーのスパイスには、漢方薬に使われているものも多いですし、ダイエットメニューとしても優れていると思います」

No image

撮影/山本倫子

そして最後のカレーマジックが、「ちょっとグレたいときに食べたくなるわんぱくメニューがあるのもいい」ということ。

「たとえばカツカレーとか(笑)。気分がちょっと荒ぶっているときに、『えーい!』とハイカロリーなカツカレーを食べたりすると、すごい満足感があって、その荒ぶっていた気分も落ち着きます」

家では、母親のレシピでチキンカレーを作ることが多い。時間がある時に大量に作って冷凍しておくという。忙しく働く彼女にとって、料理をする時間は「ちょっとだけ徳を積んでいる感じ(笑)」がするのだとか。

「普段は役のことで頭がいっぱいになりがちですが、料理をしているとそのゴチャゴチャした頭の中身がリセットされます。カレー以外で最近(※取材は12月中旬)は、毎日サンマを食べています。サンマなら、焼いている間に大根をおろしたりできて、簡単なのに完璧な一皿ができる。その達成感がすごいんです(笑)」

実生活では、どちらかというとポンコツです(笑)

現在、佐久間さんは、“恋”と“家族”と”ゴハン”をテーマにしたホームドラマ「おいハンサム!!」で、吉田鋼太郎さん演じる昭和の頑固オヤジ・伊藤源太郎の次女・里香を演じている。3人姉妹の中で、唯一結婚していて、大手企業に勤める夫と大阪で暮らしているが、里香も既婚者ならではの悩みを抱えていて……という役どころだ。

No image

吉田鋼太郎さんとMEGUMIさんが演じる夫婦の家庭の娘たちが長女の由香(木南晴夏さん)、次女の里香(佐久間由衣さん)、三女の美香(武田玲奈さん)(c)東海テレビ/日本映画放送

No image

唯一結婚している次女がなぜ実家に?(c)東海テレビ/日本映画放送

今回もそうだが、佐久間さんがこれまで演じてきた役は、不思議と「できる女」「恵まれた環境にいる女性」が多かった。

「“恵まれた環境で育ったお嬢様”とか、“みんなを引っ張っていける姉御的な存在”といった役をいただくことが多いことは、とても嬉しいですし、毎回『よし頑張ろう!』って思うんですが、正直なことをいうと、実際の佐久間由衣とはかけ離れたキャラクターが多いですね。実生活では、どちらかというとポンコツなんです(笑)。ただ、これはお芝居の面白いところだと思うんですが、自分よりも精神的に強い女の子を演じていると、役のキャラクターを尊敬できて、演じながら、役に背中を押されることがある。役と一緒に成長していける感じがあるんです。

それに最近は、クランクイン直後は、『できる女の役なんだから頑張ろう!』というエンジンでやっていても、中盤とか後半になると、役自体がどんどんポンコツになっていくことも増えました(笑)。多分、私が見た目のイメージと違うことがバレるからだと思うんですが。オリジナル作品は特にそうですね。監督さんも脚本家さんも、そのキャラクターの人間らしいところを少しずつ曝け出していくようになる。長く演じる中で、途中から新しい設定が増えていくのは醍醐味で、お芝居で、人間らしさを求められることは、私自身も楽しいですし、やり甲斐があります」

No image

撮影/山本倫子

できない自分を受け止めること

モデルからキャリアをスタートさせた彼女だが、17年にNHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』に出演して以来、本格的に女優業に軸足を移した。最初の頃は、自分のイメージしていた芝居が体現できないとき、監督から求められたことが達成できないときは、悔しい思いもした。

「それが、最近は変わってきたんです。できなかったことを隠そうとするのはやめて、『できませんでした、すみません!』って素直に伝えるようにしたら、その場でいろんな方のアドバイスをいただけるようになりました。私は不器用で、一つのことしかできないことは分かっていたんですが、最初の頃は、自分の失敗で、現場の流れを止めてしまうことが怖かった。お芝居に対する意欲が強かった分、『やればできるはず』っていう自分に対する理想が高くなっていた。でも、『できないのも自分なんだよ』って、できない自分を受け止めることで、すごく気持ちが軽くなりました。

『彼女はキレイだった』という作品で同世代の俳優さんたちと共演したときに、誰もがそれぞれのペースで、それぞれのエンジンで芝居をしながら、誰かが困っていたら、すぐ手を差し伸べてくれた。同世代で、同じ悩みを抱えているからこそ、助け合うことができたチームでした。『自分に素直になってもいいんだな』って気づかせてくれたドラマでした」

No image

撮影/山本倫子

今回の「おいハンサム!!」では、吉田鋼太郎さん演じる父の源太郎と佐久間さんの父にちょっとした共通点を感じている。

「父が食にこだわっているところは似ているのかな、と。私の実家では、父も料理をするんですが、子供の頃から楽しみにしていたのは、父の作る牛すじ煮込みでした。仕事がお休みの日、日曜日に、朝からグツグツ牛すじを煮込んで、夜ご飯のおかずに出してくれる。両親がそれをお酒のつまみにしているのを見て、『大人になったら牛すじをつまみにお酒が飲んでみたい!』と憧れながら、白いご飯のおかずにしていました(笑)。20歳を過ぎて、実家に帰った時、父の牛すじをつまみに焼酎を飲んだら、メチャクチャおいしかった。『お酒と牛すじってこんなに合うのか!』って思いました(笑)。最近は実家に帰ったときも、父が冷蔵庫の残り物でぱぱっと色々作ってくれることが多いですね」

このドラマでの佐久間さん自身のチャレンジはあるかと聞くと、「映像作品で既婚者の役をするのは初めてなので、今回は“夫婦あるある”みたいなものが届けられたらいいなと思います」と言ってニッコリ笑う。どんなに素敵に見えるカップルにも、日々のストレスや価値観のすれ違いはある。そのことを軽快に、ほんの少しだけわかりやすく大胆に表現することで、土曜日の夜にリラックしして、素直に笑ってもらえたらいいと。

No image

この表情は果たして… (c)東海テレビ/日本映画放送

No image

(c)東海テレビ/日本映画放送

おいハンサム!!
朝食の目玉焼きひとつにしても、個性の違う三姉妹。その唯一の共通点が、「男を見る目が全くないこと」だった。娘たちの幸せのために、“昭和の頑固親父の生き残り”であるパパ・源太郎(吉田鋼太郎)が立ち上がる。「食べて、恋して、人は生きている」――。観れば誰もがクスッと笑えて、ついでに(深夜なのに)お腹もすく。“恋”と“家族”と“ゴハン”をめぐる懐かしくて新しいホームコメディが爆誕!
1月8日(土)23:40〜フジテレビ・東海テレビ系列にて放送。(※1月15日放送分は24時10分~)

No image

伊藤理佐さんの漫画の様々な要素がちりばめられているという

No image

名物キャラ「カレー心」もおり、「別れのカレー」カレーがホラーにつながる「恐怖」などカレーを題材にした漫画が多い原作の最新刊

ドラマ『おいハンサム!』原案のひとつ『渡る世間はオヤジばかり』1話「親父泥酔」無料試し読みはこちら

『渡る世間はオヤジばかり』2話「姉の里帰り」無料試し読みはこちら

吉田鋼太郎さんインタビュー
吉田鋼太郎「若いうちの無謀な憧れ」を語る…『火宅の人』の奔放な恋愛、そして食

木南晴夏さんインタビュー
木南晴夏の舌の記憶「パンが大好きになった理由と母の唐揚げ」
木南晴夏が語る「食」の効果「ご飯を一緒に食べる行為は、人と仲良くなる第一歩」

スタイリング/渡邊薫 ヘアメイク/宮本佳和(BE NATURAL)

ドレス 103620円、ピアス 30910円、左手のリング 55660円*3つセット価格(ナヌーシュカ/ヒラオインク)
右手のリングはスタイリスト私物

ヒラオインク TEL:03-5771-8809

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加