中国の「iPhoneシティ」鄭州の暴動でフォックスコンが謝罪

中国の「iPhoneシティ」鄭州の暴動でフォックスコンが謝罪

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2022/11/26
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アップルのサプライヤーのフォックスコンは11月24日、世界最大のiPhoneの製造拠点である中国の鄭州工場で起きた混乱について謝罪した。現地では、給与の支払い遅延と劣悪な生活環境に抗議する労働者による暴動が発生し、フォックスコンは工場を離れることを決めた人々に1400ドル相当の補償を行うと述べている。

ロイター通信によると、フォックスコンは混乱の原因を、新入社員の採用プロセスにおける「技術的なエラー」としており、従業員の間で採用時に提示されたボーナスが支払われないのではないかという懸念が広がったとされる。

フォックスコンは、不手際の内容を詳しく説明していないが、従業員寮で新型コロナウイルスが発生したという報道については「全くの事実無根」と否定した。鄭州工場では、10月に劣悪な生活環境を理由に逃げ出す従業員が相次ぎ、同社は賃上げと特別ボーナスを提示して彼らを呼び戻していた。

しかし、特別ボーナスを受け取れるのは来年3月まで勤務した従業員に限られることが分かると、新規採用者の間で抗議活動が始まったとブルームバーグは報じている。労働者の怒りを鎮めるためにフォックスコンは、工場を去ることを選択した新規採用者に1400ドルを提示し、彼らの意思を尊重すると述べている。

中国政府のゼロコロナ政策の影響で、同工場の労働者は、密閉された空間での生活を強いられており、食糧や医薬品へのアクセスに苦慮しているという。

「iPhoneシティ」と呼ばれる鄭州の当局は、23日の暴動を受けて高リスクな地域をロックダウンし、住民らに自宅待機を命じた。フォックスコンの鄭州工場はすでに、ハイリスク地域に指定されており、従業員は出入りを禁じられているため、ロックダウンがiPhoneの製造に大きな影響を与えることはないという。

アップルは、今回の暴動についての声明を出していないが、同社は11月初め、鄭州での「新型コロナウイルス関連の制限」によって、フラッグシップモデルのiPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxの出荷が遅延すると警告した。

forbes.com 原文

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