【茨城県】新型コロナ 茨城県内無料検査 対応手探り、戸惑う現場

【茨城県】新型コロナ 茨城県内無料検査 対応手探り、戸惑う現場

  • 茨城新聞クロスアイ
  • 更新日:2022/01/15
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検査後に渡された通知書。検査結果には「有効期限」があり、抗原検査は1日間だった

■自ら検体採取、証明書即発行 短時間で手軽に結果

新型コロナウイルス「オミクロン株」の拡大を受け、茨城県は今月4日から31日まで、感染不安や健康上の理由が生じた県民向けに、薬局などで無料検査を実施している。抗原検査の場合は15分程度で結果が伝えられ、証明となる通知書もその場で受け取れる。各薬局の受け入れ体制は、窓口の対応などで手探り状態の様子が見られた。茨城新聞記者が県内の薬局で検査を受け、その手軽さを体感した。

■150カ所以上

県のホームページを見て、検査できる場所を探す。現在は薬局など150カ所以上で受けられる。

薬局を訪ねた。周囲から「検査待ちの行列があるかも」と聞いていたものの、3席に2人が座っているだけで、列はなかった。

窓口で検査を希望すると、スタッフの女性に症状と予約の有無を尋ねられる。いずれも「ない」と伝えた。「20分ほどお待ちいただければ」と言われ、住所や、氏名、アンケートに答える紙を渡された。

検査は「抗原」か「PCR」。検査の履歴や目的を選択式で回答する。PCRの方が精度が高いようだが、結果が出るまで日をまたぐ。早く結果が知りたいので抗原を選んだ。

名前を呼ばれ、検体採取についてスタッフから説明を受ける。作業は全て自分1人で行う。

三つほど袋を開封。一つには細長い綿棒があった。「綿の所を両方の鼻の穴に入れて、ぐりぐりとしてください」。言われるまま指示に従った。綿棒は透明の液に漬けた後、染み込んだ検体を絞り出す。検体入りの液を数滴、プレートに垂らし、袋に入れて作業は終了。この間、ほんの2、3分ほどだった。

15分ほど待つ。結果は陰性だった。通知書が渡され、ほっとした。

■一転可能に

薬局には検査を受ける人が続々と訪れた。

ある女性は、「喉に痛みがあって…」と雑談交じりに切り出した。すると、横で聞いていた別のスタッフが「喉の痛みは症状なので、受けられません」と強めに声を上げる。

女性は聞こえなかったのか、「でも、今は痛くはない」と伝えた。スタッフは「本人がそうおっしゃるなら」と手続きを始めた。現場の対応は流動的なようだ。

「予約者用の書類はここだっけ」「いや、どこだったか」と話し合うスタッフたち。検査を受け付けた際の端末入力も、相談しながら進めていた。

■安心に有用

前日の夜は薬局数店に問い合わせたものの、「検査キットが在庫切れ」「翌朝また確認してほしい」などと、検査可能な所が見つからなかった。無料検査を受けた同僚によると、予約が埋まっている薬局もあった。

無料検査は当初、健康上の理由や12歳未満の子どもでワクチン接種を受けられない人を対象に、昨年末から始まった。検査対象が拡大されて10日ほど。検査を受け入れる薬局などの現場は、急な要請に対応する苦労や戸惑いがうかがえる。

無料、短時間で手軽に結果が得られるのはありがたい。感染が拡大傾向にある今、無料検査は安心して友人や親類を迎えたり、仕事に備えたりといった場合に有用と言えそうだ。

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