自分の声がゲームに影響!? 子どもたちを驚かせた「ファミコン2コンマイク」の思い出

自分の声がゲームに影響!? 子どもたちを驚かせた「ファミコン2コンマイク」の思い出

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  • 更新日:2023/01/25
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『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』(任天堂)パッケージより

1983年に発売された任天堂の家庭用ゲーム機「ファミリーコンピュータ」が2023年7月15日で誕生から40周年を迎える。80年代を過ごした人にとって、あの白色をベースにえんじ色のボタンがついたファミコン本体のデザインは馴染み深いもののはず。そしてゲーム終了後に本体脇にカッチリしまえるコントローラーの見た目も、なんともいえないカッコよさがあった。

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そんなファミコンのコントローラー。2P用のコントローラー(通称2コン)にはスタートボタンとセレクトボタンのかわりに「マイク」がついており、ほとんどのソフトではまったく使い道がなかったが、「2コンマイク」による攻略や裏技が可能なゲームがあったのを覚えている人も多いだろう。

そこで今回は、子どもながらに感動した「2コンマイク」を使用した名作ゲームソフトの思い出について振り返りたいと思う。

■裏技や攻略に使用された「2コンマイク」

まずは1986年12月12日にハドソンから発売された『ドラえもん』から。

映画『のび太の宇宙開拓史』『のび太の大魔境』『のび太の海底鬼岩城』をモチーフにした、ゲーム性が異なる3つのステージを楽しむことができる同作。

各ステージで仲間たちが捕らわれており、ドラえもんを操作して助けるといったストーリーで、「空気砲」や「スモールライト」などおなじみのひみつ道具も登場する。難易度のバランスがよく非常に遊びがいがあり、なおかつ「2コンマイク」を使った裏技まで用意されている遊び心の豊富さが当時の子どもたちに人気だったように思う。

ステージ1では特定の場所で、2コンマイクに叫びながら武器を打ち続けることで本作のプログラマーである「野村さん」という隠しキャラが出てきて8万点のボーナスをくれる。またステージ2では、好きなところで2コンマイクに向かって叫ぶことでジャイアンの歌が発動して敵を全滅させることができる。そしてステージ3では特定の場所でマイクに叫ぶことによって、ドラミちゃんが登場してプレイの役に立つアイテムをくれる。

このように普段は使うことがなかった2コンのマイクを役に立てられる貴重なゲームで、友だちや兄弟にマイクを任せて攻略をしたという人も多いのではないだろうか。

また、『ドラえもん』の発売2日前である1986年12月10日にタイトーから発売されたビートたけし監修のファミコンソフト『たけしの挑戦状』でも攻略にマイクが使われた。

このソフトは、それまでのゲームには無かった斬新な要素が多数取り入れられたゲームで、攻略本無しでクリアするのは不可能とまで言われた理不尽なまでに高い難易度で知られるタイトル。随所に2コンのマイク機能を使う場面が用意されていたのも同作を語るうえで欠かせない点だろう。

たとえばパチンコ店ではマイクに向かって「でねぇぞ」と叫んだり、スナックあぜ道ではカラオケで演歌「あめのしんかいち」を歌わされたり。実際には息をフーフーと吹きかける程度で良いが、まさか2コンで本当に歌わされるとは。

一応ニューファミコンなどのマイクなしコントローラーでもカラオケを歌う手段が用意されているものの、当時はマイクを使用しないとクリアできないというゲームが珍しく、「ファミコンのマイク」と聞いてまず同作を思い浮かべる人も少なくないはず。

■マイクで1Pを手助け

その他、『がんばれゴエモン2』で、おみくじ屋でマイクに向かって叫ぶことで2回目のおみくじを引くことができたり、また『ゼルダの伝説』では、マイクを使うことで強敵「ポルスボイス」を一撃で倒せたり、それぞれ思い入れのある「2コンマイク」の使い方があるのではないだろうか。

筆者が思い出深いのはナムコのプロレスゲーム『タッグチームプロレスリング』での裏技。選ぶことができるチームが2チームしかなく、そのうえ操作性も独特で初見殺しのため、あまり人気のあるソフトだったとは言えないが、合成音声により実際にキャラが声を出しているように聞こえたりと斬新な点も多い同作。

そして「タッグ戦」というのが何よりの特徴だが、ここで効果的だったのが2コンを使用した裏技。コンピュータ戦でフォールされた際に、2コンのAボタンとBボタンを押しながらマイクに叫ぶことで味方がハリセンで攻撃して助けてくれるのだ。ドット絵ではあるものの、まるで自分がマイクに吹きかけた声によって、キャラが動き出したかのようだった。

当時は2コンマイクの存在は謎だったが、こうした裏技が広まるたびに試してみたい気持ちにさせられた。現代ではゲームに美麗なグラフィックや、最新技術を利用したシステムが積極的に取り入れられており、当時のゲームや2コンマイクは今では笑ってしまうようなチープなシステムかもしれない。だが、当時の子どもたちにとっては、「声で何かが起きる」という未知なる部分に堪らないワクワク感があったのだ。

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ふたまん+編集部

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