楽天ドラ1小深田が新人王へ評価急上昇 専門家「1年間で成長。粘り強さ出てきた」

楽天ドラ1小深田が新人王へ評価急上昇 専門家「1年間で成長。粘り強さ出てきた」

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  • 更新日:2020/10/18
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楽天・小深田大翔【写真:荒川祐史】

「楽天のCS進出には、小深田の新人王を獲れる活躍が必要」と専門家

■ソフトバンク 5-0 楽天(17日・PayPayドーム)

3位楽天が敵地で首位ソフトバンクに0-5で敗れ、雨で試合が中止となった2位ロッテとのゲーム差は5.5に開いた。だが、そんな中、2安打を放ち、気を吐いたのが、ケガで離脱中の茂木に代わり「1番・遊撃」でフル出場した小深田大翔内野手だ。楽天は残り18試合。クライマックスシリーズ出場を目指し、ロッテとのゲーム差を縮めていくためには大型連勝が必要になってくるが、現役時代、巨人で活躍し、楽天でヘッドコーチを務めた野球評論家の松本匡史氏は、その鍵を握るキーマンとして、新人王候補でもある小深田の名を挙げた。

小深田は今季ここまで94試合に出場し、打率.281、1本塁打、22打点、15盗塁。打率はリーグ11位、盗塁は同6位タイ。守っても失策はわずか5。この日は3打席目の5回に東浜から中前打、4打席目の8回にも杉山から右前打を放った。浅村、鈴木、茂木ら選手層の厚い内野で定位置をつかんだドラフト1位ルーキーを、松本氏はこう評価する。

「この1年間で成長した。バッティングがしぶとくなり、相手投手に球をたくさん投げさせることができるようになった。粘り強さが出てきた。茂木がケガで不在の中、1番を任されているが、それなりに出塁しているし、粘っている。結果も出ている。守備は高いものがあって、安定している。走塁は、絶対に成功しないといけない場面で失敗するなど、まだ技術的なものは足りないが、これから盗塁をもっと増やしていってほしい」

現時点は西武平良が有利も「1番の打順を守り、打率を上げ、盗塁も20以上に増やしていけば」

リーグ戦も終盤に差し掛かり、新人王候補の1人としても名前が挙がる小深田。だが、ほかにもライバルはいる。西武の中継ぎ、平良海馬投手とロッテの4番、安田尚憲内野手だ。平良はここまで43試合に登板し、1勝0敗、リーグ2位の24ホールドで防御率1.74。安田は94試合に出場し、打率.225、6本塁打、48打点。このプロ3年目の2人に勝つためには、打率を上げ、盗塁数を増やすことが必要だと松本氏は言う。

「出塁率は.356あるので、小深田の後ろを打つ鈴木、浅村、島内に回すためにも、打率を.290まで上げてほしい。小深田が出塁すれば、点も入りやすくなり、チームとして得点力が上がっていく。現時点では印象度の高い西武・平良のほうが有利だと思うが、チーム内で1番の打順を守り、打率を上げ、盗塁も20以上に増やしていけば、可能性も見えてくる。残された試合で小深田が結果を出し、楽天が連勝して逆転でクライマックスシリーズ進出を決めれば、目立つので印象も良くなる」

楽天はソフトバンクとの3連戦を終えると、オリックス、日本ハム、西武との3連戦が続き、その先には2位ロッテとの直接対決が待っている。今季、残されたロッテとの直接対決はこの3試合が最後。松本氏は「オリックス、日本ハム、西武戦で9連勝しないとチャンスは少ない」と分析する。すでに自力でのCS進出の可能性は消えてしまったが、まだチャンスは残されている楽天。その中で新人王候補の小深田がチームを大型連勝に導く活躍を続けていけば、チームのCS出場、そして新人王という個人タイトルの可能性も膨らんでいきそうだ。(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka

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