Google、米国東海岸と南米を結ぶFirmina海底ケーブル発表。片側からの電力供給で動作する最長ケーブル

  • Engadget
  • 更新日:2021/06/11
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Rudimencial via Getty Images

Googleは6月9日(現地時間)、米国東海岸とブラジルのプライア グランデ、ウルグアイのプンタデルエステ、アルゼンチンのラストニナスを結ぶ海底ケーブルFirminaを発表しました。南米のユーザーに検索やGmail、YouTubeなどのGoogle製品やGoogle Cloudサービスなどを高速かつ低レイテンシで提供するのが目的です。

Googleはすでに、米国東海岸とフランスを結ぶDunantケーブルをはじめ、数多くのケーブルを敷設していますが、Firminaケーブルは、片方からの電力供給が利用できなくなった場合、もう片方のみで完全に動作させられるものとしては世界最長のケーブルになるとのことです。

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海底ケーブルは複数の光ファイバーを束ねて作られており、データはその中を光のパルスとして伝わります。その光の信号は、100Kmごとに各国の陸揚げ局で供給される高圧電流により増幅されています。短いケーブルであれば一端からの電力供給で動作するものの、長いケーブルの場合はファイバー数も多いことからこのようなことは困難だとしています。

しかし、12組のファイバーペアを備えるFirminaは、従来のシステムよりも20%高い電圧を供給することで、片側の電力供給による史上最長のケーブルという高弾性設計を実現したとのことです。

片方で電力障害などが発生した場合、もう片方からのみでサービスを維持できるのは、今後、インフラが未整備な地域に展開していくうえでも、重要な技術となりそうです。

ちなみに、Firminaの名称は、ブラジルの奴隷制度廃止運動家であり、1859年に奴隷制下のアフロ・ブラジル人の生活を描いた小説「ウルスラ」を著した作家、マリア・フィルミーナ・ドス・レイス (1825 - 1917) にちなんで名付けられたとのことです。

Source:Google

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)

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